心の声に手を差し伸べる♡

ナースのMariです。

 

私はナースの経験を通して、

あなたの疑問やお悩みの

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この度は、素敵なご縁で

私のブログをご覧になっていただき

どうもありがとうございます♡

 

 

あなたは「お迎え現象」

って聞いたことがありますか?

 

 

お迎え現象とは、

人が死の直前に他人には

見えない人や存在を見たり

聞いたりする現象。

すでに亡くなった家族や

友人を見る場合が多いと

いわれています。

 

 

私は看護師なので仕事柄、

そういう場面に何度も遭遇した

ことがあります。

 

 

80代の患者さんが

天井を指さしながら、

「お父さんとお母さんがそこにいる」

と言われたことがあります。

 

 

夜勤の巡室中に

突然そんなことを言われたら、

ビビってしまうこともあります。

 

 

私は見えたり聞こえたりする人

ではないので、新人の頃は

「誰と会話しているのか・・・。」

不思議に思ったことがあります。

 

 

人だけでなく亡くなったペットなどが

出てくる場合もあります。

 

 

また、別の方の場合は、

「今まで見たことのない

きれいな花が咲いている花畑が

あって、その花をください。」

と言ったそうです。

 

 

すると、

「あなたにはここにある花は

あげられない。」と言われて

目が覚めたらベッドの上で

寝ていたと話される

患者さんもおられました。

 

 

お花畑が出てきたり、

川が出てききたり、人によって

違います。

 

 

医学的には、

このようなお迎え現象は、

体が弱り、多臓器不全のような状態となり、

脳が酸欠になっているために見る

幻覚だとされています。

 

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東北在宅ホスピスケア研究会は2007年、
自宅もしくは介護施設などで家族を
看取ったご遺族を対象にアンケートを実施し、
「在宅ホスピスご遺族アンケート報告書」
として結果を公表しています。
このアンケート調査には、
2003年1月1日から2007年1月31日までに
家族を看取った、366人のご遺族が回答しました。

それによると、亡くなる前の家族が
「他人にはみえない人の存在や風景に
ついて語った。あるいは、見えている、
聞こえている、感じているようだった」
と答えた遺族は42.3%でした。

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末期がんや認知症などを患って

全身状態が悪くなると、

しばしば「せん妄」と

呼ばれる意識障害を引き起こします。

 

 

せん妄とはこちら

 

 

お迎え現象は、せん妄とは違うのか?

 

 

はっきりした違いはわかりませんが、

せん妄の場合は、恐怖におびえて苦痛を伴い、

話す内容も混乱しています。

 

 

一方、お迎え現象の場合は、

患者さんの意識ははっきりしていて

ストーリーもきちんとしていることが

多いと言われています。

 

 

多くの人が死に対して不安を

持っています。

 

 

自分の大切な人などが

お迎えに来ることで恐怖心が

和らぐのではないのでしょうか。

 

 

送る人にとっても、

一人で旅立たせたのではないと

考えることができたら、

気持ちが救われる部分が

あるのかもしれません。

 

 

最後まで、お読みくださり

ありがとうございました。

 

 

 

 

ハート何でも相談室ハート

 

介護の悩み、終末期医療や看取りに

対する不安など、疑問に思うことや

ブログのご感想をお待ちしています。

 

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