今日も図書館に行ってきました。

気になっていた雑誌も読めて、すっきりピンク薔薇

 

ミュージカル系の専門誌のお取り扱いはなく、それは残念でした。

 

リクエストしたら、検討してもらえるでしょうか...? ウインク

 

クローバークローバークローバー

 

先日、借りた本の一冊。

 

 

 

 

目次
第1章 通訳の仕事(日本通訳事情;通訳の種類)
第2章 通訳の歴史(欧米での歴史;日本における通訳 ほか)
第3章 日本語と英語(構造上の違い;日本語は曖昧か ほか)
第4章 通訳者への道(通訳の仕事の魅力;通訳者に必要な語学力 ほか)
第5章 同時通訳者がすすめる英語上達法(継続こそ上達への道;中、上級への道は読むことから ほか)

 

クローバークローバークローバー

 

とりわけ第2章での「通訳者の歴史」についての概要が興味深く、詳しく知ることができて良い学びとなりましたひらめき電球

 

同時通訳が世界的に導入された当時は、通訳者席から登壇者へ、スピードや何か問題があると、ボタンを押してブザーで知らせる、との仕組みで実施されていたとのこと。これは、驚きでした。

 

その体制、現在の通訳機材にも引き継がれたら良かったのに...と、つい思ってしまったり...ちょっと不満

 

自身の実力不足の面を差し引いたとしても、スピードや音声環境に悩まされることは日常茶飯事なので...。

 

今からでも良いので、同じ機能が復活してくれたら、嬉しいですニコニコ

 

モニターに都度、訳の精度をチェックされるのはプレッシャーなので、自分でボタンを押して登壇者へ知らせることができたらいいのにな~、と勝手なことを思っていますてへぺろ

 

通訳業とは関係なしに、一般の読者の方々にとっても、興味を持ってお読み頂けるであろう一冊です。

 

宝石緑[該当箇所、一部抜粋]宝石緑

P.48 ニュールンベルグ裁判ー同時通訳時代の幕開け

常に右隣に「モニター」という役割の上級通訳者が位置し、より正確な通訳が行われるよう通訳者のために原稿を入手したり、通訳者がつまったり遅れたりすると赤と黄色のランプがつくボタンを押すなどの役割を果たした。このモニターという制度はほぼ同時期に東京で行われた極東国際軍事裁判でも採用されている。

 

P.74 東京裁判

裁判での通訳は交代制で午前、午後のセッションを2名ないし4~5名で担当した。できるだけ正確を期すため、逐次通訳の区切りは30秒が限度だったという。ニュールンベルグ裁判でもそうであったように、通訳の正確さをチェックするためにモニターの制度が採用されていた。モニターは国際裁判所言語部所属で、通訳者の近くに位置し、通訳に問題があった場合はボタンを押してブザーを鳴らし、赤いランプがつく仕掛けになっていた。裁判の速記帳を見ると、モニターの介入の頻度はかなり多く、より信頼性の高い通訳のために彼らも大きな役割を果たしたことが分かる。4名のモニターはすべていわゆる帰米2世の人たちだった。彼らの1人をモデルにしたのが山崎豊子さんの『二つの祖国』である

 

クローバークローバークローバー

 

「二つの祖国」については、ドラマ視聴も書籍を読んだこともないので、今後のいつか、機会があったら触れてみようと思います。

 

 

また、その小松先生の御本でも引用されていた阿蘭陀通詞の歴史などについては、こちらの本(↓)も読んでみたいです。

 

 

以前、NHKで放送されていた「わげもん」は、途中までの視聴で、最終回までは見ていません...あせる

 

 

クローバークローバークローバー

 

その図書館には、通訳・翻訳に関する書籍も多くあるので、まだ読んだことのないものについて、少しずつお借りして読んでいこうと思っています照れ

 

永遠の課題のような気がしますが、スピード感のあるプレゼンであってもついていけるように、頭の回転含めあせる、総合力の底上げにつとめますヘッドフォン