アナスタシア(1巻)から

1章づつ振り返り

10巻が出るのを

楽しみに待つ企画

 

どんどんと内容が

濃く深くなっていく

1巻後半です。

 

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前の記事はこちら

 

 

 

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15,16,17章と続いてきた

こどもを育てる方法についての

レクチャーは一旦終了し、

 

この章からはメグレ氏がもっとも

興味を持ち、証拠を見せてほしがった

「現代科学VSアナスタシアの知識」

対決に入ります。

 

 

もちろん、メグレさんは

どれほどアナスタシアが

 

自然界にあるもの以上の

発明を人類は何一つ

成し得ていない

と語っても信じられません。

 

絶対現代科学のほうが

上回っているものも

あるはずだ、という思いで

様々に質問していく

その一つがこの章です。

 

 

*****

 

テクノロジー分野における

彼女の知識を示す例があったら

教えてほしいと頼んだ。

 

きみは

(宇宙船や原子力、自動車燃料)

といったものはすべて

非常に単純だというのだから。

 

 

 

 

このメグレ氏の質問に対して

いきなり、アナスタシアは

 

 

わたしが(これまで)あなたに

伝えようとしていることに

くらべたら、

そういうものはすべて

 

何と表現したらいいか

 

石器時代の産物

とでも言えそう

 

 

 

と強烈パンチをお見舞いします。

 

 

 

 

 

 

メグレ氏は、アナスタシアが

本当にわたしたちより多くの

知識を持っているのか

 

それともただ頭がおかしいのか

どちらか分からなくなり

 

 

何が、われわれの

ロケットや飛行機を

原始的にしているんだい?

 

 

と質問します。

 

 

 

 

これに対するアナスタシアの答えは

 

あなたがたの

機械装置を動かす動力は

どんなものも

すべて

燃焼をベースにして

考案されている

 

 

もっと完璧な

自然エネルギーについて

知ろうともせずに

信じられないほどの頑固さで

原始的で扱いにくいものを

利用して、すべての

機械装置を動かしている。

 

 

そして、そういう動力使用が

もたらす破壊的な結果を

知りながら、それを

止めようとしない。

 

 

 

と、再び痛烈ですが

こちらは誰しもが納得できる

冷静な回答のように思います。

 

 

 

 

ここまで聞いたメグレ氏は

それ以外にどんな動力が

考えられるんだ?

と聞いたときに、

 

アナスタシアが軽い調子で

 

「たとえばUFOみたいに」

 

と言ったものですから

メグレ氏は大興奮し

のどがからからになり、

その先を早く聞きたくて

彼女をせかしますが、

 

アナスタシアは決して

興奮状態のメグレ氏には

説明しません。

 

 

興奮状態だと

しっかり理解出来ないから

 

というのは彼女が

いつも言うことです。

 

 

 

 

UFOの原理については

アナスタシアを

読んで頂きたいのですが

 

(なぜなら、わたしは

ここを読んでも

イメージが湧かないので

説明出来る気がしません)

 

一番印象に残っているのは

UFOの動力が様々な形態に

変化する最中に出来る

固体の物質は

食べることも出来る、

とアナスタシアが言うのと、

 

小さな宇宙人アミに出てきた

UFOの中でアミからもらった

「くるみのようなおいしい食べ物」

は同じものだろうな

ということです。

 

 

 

 

 

もうひとつ、印象的な

アナスタシアの言葉で

 

 

UFOの動力となるのは

微生物で

それは

鮮明な概念や

画像といった

人間の脳、あるいは

意思の力で

生み出せるものだけど

 

アナスタシア一人では足りず

数十人の同じ能力を持つ人が

力を結集して一年はかかる

 

と説明したとき、

 

メグレ氏が

そのために必要なものは

すべて地球にあるのか

と聞くと、

 

 

地球には

宇宙に存在する

すべてのものがある

 

 

とアナスタシアが答えるんです。

 

 

 

それを読んだとき

 

アミとは正反対のイメージを

同じ章の中で感じたんですよ。

 

 

 

アミは地球を宇宙の中の

幼稚園と言っていたか

とにかくまだまだ

進化も足りないし

程度が低いのが人類だと

言って主人公の男の子を

怒らせていたし

 

地球人はアミたち

進化している宇宙人に

いろいろ教えてもらって

進化しなければいけない

愛の温度をあげなければいけない

というようなことを言っていましたが

 

 

 

アナスタシアは

 

UFOについて詳しいのは

ここにUFOが着陸したから

そのとき修理を手伝ったから

 

と話し

 

驚いたメグレ氏に

彼らは人間より頭が良いのか

と聞かれて

 

まったくそうじゃない

彼らはとんでもなく

人間より遅れた存在

 

蜂だって天然素材で

全館暖房換気システムつきの

驚異的に優れた建造物を

生み出すけど、だからといって

蜂の方が人間より知性において

勝っているわけじゃない

 

 

この宇宙に

人間より強力なものは

神以外に存在しない

 

 

 

と断言しています。

 

 

 

 

宇宙にあるものは

地球にすべてあり

 

宇宙で一番強力なものは

神、そして人間

 

 

こういう話をまず

受け入れられるのか

 

この段階で

 

 

一巻から

アナスタシアは

このことを隠しません。

 

 

 

メグレさんはおそらく半信半疑で

それでもアナスタシアの発言を

そのまま書いてくれています。

 

 

 

アナスタシアは

わたしは特殊な能力の

持ち主でもなければ

宇宙人でも魔女でもない

 

人間よ

 

と何度も

何度も

言いますが

 

 

 

 

その宣言こそが

アナスタシアにとっては

 

わたしは宇宙で

神を除いて

もっとも強力な存在よ

 

ということに他ならず

 

 

それ以外の存在と

言われることはむしろ

屈辱であるわけで

 

 

あなたも人間なのに

 

 

という憐みさえ感じている

可能性があることを

何度も読んでいるうちに

理解するようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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