甲板では、三つ子のモップ犬が二枚の木の葉を追いかけている。
「モップちゃんの子供達にはどうして角があるんだろうね。」タキさんが不思議そうに言う。
「似てますよね。」そう言いながら、私はつよぽーんの鼻先を撫でる。
確かに、つよぽーんの角とモップ犬の子供達の角の形はそっくりだ。
「つよぽーんが来た後に、モップちゃんのお腹が大きくなってきたんだよね。」タキさんは床にひざまずいてモップちゃんを撫でる。
「つよぽーん。モップちゃんに、ちちんぷいぷいしたの?」私は、つよぽーんを見上げる。
「モップくんは、女の子になって赤ちゃんを産みたいって言ったから、願いが叶ったんだよ。」そう言うと、つよぽーんは長い尻尾で仔犬達を遊ばせる。
「ふ〜ん。」タキさんと私は、モップちゃんと仔犬達を眺めて頷く。