過去最大級の異常変動が観測されている | misaのブログ

misaのブログ

遊びに来てくださって ありがとうございます!






台風が去ったばかりですが、今日は地震の話題です。

●1カ月以内に発生した地震⬇︎

●7日以内に発生した地震⬇︎

●24時間以内に発生した地震⬇︎

9月27日に浜松市辺りで起きた地震と同じ場所で、深発地震が発生しています。


24時間以内に起きたM4.5以上の地震⬇︎

10月7日からM4.5以上の地震が発生しておらず、しばらく日本の近辺が空白地帯になっています。


しかも、7日の震源の深さ310キロの遠州灘の地震で、離れた場所が揺れています。



ちょうどこの辺りは、フィリピン海プレートが潜り込んでいる場所であり、最近、太平洋プレートの動きが活発化しているので注意が必要だと思います。

2020年は大きな地震が極端に少ない異例の年となっている。


震度5弱以上の地震は、昨年は9回一昨年は10回起きたが、今年は3月に石川県能登地方で震度5強、6月に千葉県東方沖で震度5弱、9月に福井県嶺北で震度5弱の3回しか発生していない9月末時点)。


●3月 M5.5 (最大震度5強)⬇︎


●6月 M6.1(最大震度5弱)


●9月 M5.0(最大震度5弱)


しかし、地表の動きを細かく分析すると、数多くの異常が見られるという。


測量学の世界的権威で「MEGA地震予測」を主宰する村井俊治・東大名誉教授が警告する。


6月中旬~8月末にかけて、例年に比べて最も多い異常変動が確認されました。


この時期は例年、異常変動が多くなる傾向にあるものの、今夏は特に多い。


今年は大きな地震の発生が少なかったため、エネルギーが放出されずに溜まっていると考えられます」


村井氏が会長を務める民間会社JESEA(地震科学探査機構)の協力のもと、最新の「異常変動全国MAP」を掲載した。


本誌・週刊ポスト202061219日号に掲載した前回のMAPと見比べると、今回の異常変動点がいかに多いか一目瞭然だ。


最新版⬇︎


6月版⬇︎



わずか4か月の間に異常変動点の数が7倍以上に激増している。


MEGA地震予測」のベースとなっているのは、国土地理院が日本全国約1300か所に設置した「電子基準点」のGPSデータだ。


それを基に地表の動きを詳細に捉え、基準点の1週間ごとの上下動を示す「異常変動」、それより長期的な地表の上下動を表わす「隆起・沈降」、地表が東西南北のどの方向に動いているかの「水平方向の動き」の3つの主な指標を分析。


その結果、顕著な異常変動や過去の地震の前兆との類似性が見られた場合に、大地震発生の可能性への警戒を呼びかけてきた。


さらに、村井氏は今年から自身の予測手法をインプットした学習型AI(人工知能)を本格的に導入。


膨大な電子基準点のデータをAIが分析し、算出した危険度を予測に加味している。


その結果、これから警戒すべき5つのゾーンが弾き出された。




🟢①首都圏・東海警戒ゾーン


山梨県にある電子基準点「小菅A」で8.26cm、静岡県にある「大仁」で7.25cmの異常変動が観測されたほか、東京から静岡にかけて異常変動が集中している。


村井氏が解説する。


「マップには反映されていませんが、最新の国土地理院の速報データでは、9月中旬に神奈川の「大井」でも9cmの大きな異常変動が現われました。


大井町は1923年に発生して10万人の死者・行方不明者を出した関東大震災の震源地のひとつとされている場所です。


100年を経て大きな異常変動が観測されたことを懸念しています」


首都圏・東海警戒ゾーン内には他にも大きな歪みが溜まっている地域があるという。


8月下旬以降、伊豆諸島、伊豆半島、駿河湾沿いで、東西南北の異なる方向に地表が動いているため、非常に不安定な状態が続いていると考えられます。


千葉県では、基準点『千葉花見川』が隆起する一方、30kmほどしか離れていない『富里』は沈降しており、2つの基準点の間の高低差は9月上旬に9.8cmに達しています。


過去のデータから6cm以上の高低差は危険水域と言える。


『大井』や『千葉花見川』『富里』のように、神奈川・千葉を震源とする地震でも、過去の大地震では地盤が緩い都心で最も甚大な被害が出ているので警戒が必要です」



🟢②北陸・信越警戒ゾーン


基準点「福井」の7.12cmなど、異常変動が福井県に集中している。


94日に最大震度5弱の福井県嶺北地震が起きましたが、その後も石川県の能登半島から福井県にかけて非常に活発な水平方向の動きが見られるため、まだエネルギーは放出され尽くしていないと考えられます。


この地域では、9月末までの4か月で、長野と岐阜の県境にある長野県中部で45回、岐阜県飛騨地方で25回の小地震が起きている。


過去には19658月から約5年半の間に長野市周辺で、震度5以上の地震が10回も発生した松代群発地震の前例もある。警戒を怠るべきではありません」


🟢③東北地方警戒ゾーン


岩手県にある基準点「岩手松尾」で9.04cm、福島県にある「二本松」で8.26cmと、奥羽山脈沿いで特に大きな異常変動が見られる。


「青森県と岩手県北部では地表が南東方向に向かって活発に動いている。


しかし、福島県南部と茨城県北部には大きな動きが見られない。


そのギャップから判断して、東北地方には大きな歪みが溜まっていると考えられます」



🟢④南海・東南海警戒ゾーン


政府の地震調査委員会が南海トラフ地震の発生を警告してきた地域だ。


「南海トラフと平行するように、四国から紀伊半島、愛知県にかけて異常変動が多数現われました。


水平方向の動きでも、9月中旬に高知県東部、徳島県、和歌山県の地表に異なる向きの動きが観測されました。


AIの分析では愛知県に危険度の高い基準点が集中し、最近は京都でも地震が起きているため、近畿地方を含めて注意が必要です」



🟢⑤北海道北東部警戒ゾーン


2018年に道央で発生した北海道胆振東部地震が記憶に新しいが、北東部でも大地震が起こる可能性があるという。


8月末には北海道の北部にある基準点「中頓別(なかとんべつ)「枝幸(えさし)で異常変動が現われました。


水平方向の動きでも非常に活発な動きが見られます。


AIの分析でも北部に危険度の高い基準点が集中している。


7年前のMEGA地震予測開始以来、北海道北東部でこれだけの異常が見られることは初めてなので、注視しています」



最後に村井氏が言う。


「新型コロナ、台風・豪雨に加え、今年は大きな地震が少なかったため、地震への備えが疎かになっているように感じます。


しかし、日頃の準備が、いざという時に被害を最小限に抑えるのです」


予測をもとに警戒を怠らないことが肝要だ。


<転載終わり>


今年は、地震が少ない上に、台風も日本列島を避けているようです。


三浦半島や横浜での異臭騒ぎも氣になります。


3・6・9月に起きた地震は、いずれも太平洋プレートによって押された北米プレートユーラシアプレートの境界線辺りで発生しています。




下の画像の青い丸は、深発地震を表しているのですが、プレートがせめぎ合って地震が起きている事が分かります。



地震が少ないという事は、歪みが開放されず、エネルギーが溜まっていることを意味しますので、こまめに揺れてくれることを願います。


今年はまだ、大きな地震は大丈夫な感じがしますが、来年あたりはさらに警戒を強めた方がいい予感がします。


氣が緩んだ頃に、地震は来ます。


常に万全の準備と用心をしておいて下さいね。