オーストラリアの異変は、今に始まったことではなく、前兆がありました。
深刻な森林火災が続くオーストラリアが、今度は壊滅的な雹嵐に見舞われ、当局は「大災害」を宣言
森林火災が数ヶ月も続いているオーストラリアでは、1月に入ってからは豪雨や雹(ひょう)嵐、砂嵐など、様々な自然災害に襲われている。
さらに1月20日には、オーストラリアの広範囲が「雹嵐」に見舞われ、非常に大きな被害が出た。
雹のサイズは、最大でゴルフボールほど。
干ばつにより森林火災は規模を広げているのだが、ここ一週間の間に、ビクトリア州・ニューサウスウェールズ州などは大雨が降り続け、洪水が各地で発生した。
洪水の被害と共に、森林火災の規模はやや縮小した。150カ所の山火事が、70カ所にまで減った。
しかし、山火事の完全な終息には程遠く、毎年2月はオーストラリアで山火事が最も多く発生する時期なので、森林火災はまだ数ヶ月は続くと見られている。
カタストロフィに見舞われているオーストラリアだが、北半球も今後同じような多種多様な自然災害に襲われる国や地域が数多く出てくることが、今の世界的な氣象状況から読み取れる。
<抜粋終わり>
オーストラリアの過去を少しさかのぼると、その異変は2016年頃には出ていたような感じです。
南半球であるオーストラリアの11月は、真夏ですが、各地で158年ぶりの記録的な熱波に見舞われていました。
クイーンズランド州では、一週間で100万回以上の落雷が記録されています。
2016.12.5 ダーウィン↓
2017年10月26日にクイーンズランド州に出現したスーパーセル⬇︎
2017年10月26日 オーストラリア東部での落雷⬇︎
2018年にも、1月21日〜22日にかけて、オーストラリア南東部を強力な暴風雨が襲い、アデレードでは一晩で8,500回を超える落雷が記録されました。
2018.1.22 アデレードの落雷⬇︎
2019年の3月には、大規模な森林火災が発生していました。
そして、オーストラリアが歴史的な熱波に見舞われた12月19日には、ナラボー平原で49.9度を記録しました。
12月の氣温としては世界の観測史上で最も高い氣温となりました。
『ひと月に35日雨が降る』と言われている屋久島と対照的だと思いました。
屋久杉などが育つ豊かな森が濃い酸素と水を作り、コケが水をろ過し、森は雲を生み、雲は雨を降らせ、森がその水を優しく受け止め保水します。
島全体で水の循環ができています。
オーストラリアはプラスイオンが多く、屋久島はマイナスイオンが多くあるような感じです。
人間は、自分たちの利便性ばかり追求し、森林の有り難さを理解してきませんでした。
地球を異常氣象にしてしまったのは、世界各地で森林を伐採し過ぎたのが原因のひとつなのではないかと感じます。
オーストラリアの現状が全てを物語っています。
明日は我が身なのです。