我が家を通過した頃⬇︎
台風15号の時と違い、今回は風よりも雨量が凄かったのではないかという氣がします。
各地で河川が氾濫し、箱根では降り始めからの雨量が1000ミリを超え、10月の観測史上最大の記録的な大雨となりました。
あちこちの川の決壊で、大変な思いをされている方も多く、千葉の時も同様ですが、テレビ画像を見ていても心が苦しくなります。
早く水が引くことを祈ります。
さらに昨日は、台風のさなか、地震(千葉)や噴火(桜島)も発生するという稀な現象が起こりました。
台風は放射能も吹き飛ばしてくれて、朝の空氣がとても澄んでいました。(爪痕は痛々しく残ってしまいましたが。)
人間サイドから見たら、こんなひどい目にあわせてなんて事してくれるんだ!となりますが、地球にとって台風は、海や空氣をかき混ぜキレイにすると言う大きな役目を担っているのです。
地震も溜まった歪みの解消であり、噴火も溜まったマグマを吐き出しているのであり、地球にしてみれば、身震いやゲップをしているだけなのです。
地球は生きていて活発に活動しているのです。
しかし、大自然の猛威に、人間はなす術がありません。地球の浄化作用は、イコール災害となって我が身に降りかかってくるのです。
災害の度に、人間の無力さを痛感しますが、何度ひどい目にあっても、立ち上がることのできる人間の強さも知っています。
昨日はまるで、地球が日本人に対し、もっと自分に注目し大事にしてくれとばかりに、盛んに自己アピールしているようでもありました。
少しずつ、氣づく人が増えて来ました。
これまでの地球と何かが違って来ていることを。
どうにかしなくちゃならないって。。。
台風も今後、海水温の上昇によってどんどん巨大化されていく事が懸念されています。
台風が来ると知ってから準備するのではなく、日頃からの備えや防災意識が、これからもっと重要になって来ます。
川の堤防の決壊など、今回起きたことに対する改善を即座にしていく必要があります。
そこで今日は、「台風銀座」と呼ばれるほど台風の通り道になっている沖縄から、色々と台風対策を学んでみようと思います。
● なぜ、沖縄では電柱が倒れないの?
少しは倒れることもあります。
電柱の設計基準は本土と変わらないけれど、平均風速40mに耐えられるように設計しているそうです。
そして、電柱が倒れないように、電柱を支える対策を施しているそうです。
さらには、県民があらかじめ、台風前に外に置いてある植木鉢などを屋内に避難させたり、農家も台風対策をしっかりやっているので、電線に何かが引っかかって倒れるということが沖縄では起きにくいんだそうです。
● なぜ、沖縄の屋根瓦は飛ばないの?
本土の瓦は、屋根の上に乗せてあるだけですが、沖縄では、瓦をひとつひとつ繋ぎ、さらに漆喰で固めてあるそうです。
さらに、屋根が風を逃しやすい造り(四方向に傾斜する造りの寄棟屋根)になっているため、台風で屋根に影響が出ることはめったにないのだそうです。
● なんと、沖縄では木造住宅はたったの13%!
1960年代までは沖縄も木造住宅が多かったけれど、台風被害に加えて、木を食べるシロアリの被害も多かった為、コンクリートの家が増えていったと言う事です。
硬くて屋根も飛ばない丈夫な沖縄の家!なるほど!!
<まとめ終わり>
沖縄とは風土が違うので、本土では通氣性の良い木造住宅も大切だと思います。
けれど、電柱の強化や瓦の固定、住民の防災意識など、沖縄の知恵に学ぶ事は多いです。
立て続けに大きな台風に見舞われた本土ですが、これを教訓として、国としてもこれから様々な対策を講じて行って欲しいと思いました。
私たちの意識を変えることも大事です。
災害が起こった時に、はじめて思い知るのは、大切な人が生きていてくれさえすれば、他に何もいらないってこと。
私たちは、便利さを追い求め、贅沢になりすぎていました。
だけど、究極は自分や誰かの命を守ることが一番なのです。
こうして日々、平和に生きられる事はホントに幸せなこと。
なので、当たり前の毎日に感謝して、精一杯生きていく事が大事ですね。
さらに言えば、私たちは地球の上に住まわせて頂いているのだから、その事に感謝して、地球をいたわりながら、地球にこれからどうしてもらいたいのかを、地球の身になって考えていきたいと思うのです。
こんな大きな禊ぎが来なくていいように。
被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。