前回のツアーの時は、スフィンクスも早朝貸し切りにした為、河岸神殿を通らなかったのが唯一の心残りだったのです。
通常は、ここを通り抜けてスフィンクスの見える場所に行くのです。
この河岸神殿は、大ピラミッド以上の巨石を何百個も使って造られているのです。
石灰岩のブロックは、大きいものでは厚さ3m、長さ9m、幅3.6m、重さ200トン以上もあるそうで、それらを積み上げるには地上12m(ビルの4階相当)の高さまで持ち上げる必要があるそうです。
また、この石組みをよくご覧になって下さい⬇︎
ちょうど光が指し示しているあたり、石がL字型に加工されて、壁の角にはめ込まれているのがお分かりになるでしょうか?
ツアーの皆さんは、あまり氣にかけている方はいないようでしたが、私はこのポイントを見逃しませんでした。
古代には石を粘土のように柔らかくする技術があったのかも知れないのです。
このカミソリ1枚も通らないという石組みもしかりです。河岸神殿にも存在していました。
そして、この坂を登っていくとスフィンクスはすぐ目の前です。
現在、スフィンクスは修復中のようでした。
このスフィンクス、当初は石灰岩の一枚岩でできていたのです。
そして、スフィンクスには水による大きな侵食跡がある事から、おそらくノアの大洪水を経験したのではないかと見られています。
その時に、狛犬のごとく対になっていたもうひとつのスフィンクスは、流されてしまったようなのです。
スフィンクスを貸し切りにすると、囲いの下の部分に入れるのです。
前回の貸切りツアーで見た北斗七星とスフィンクス⬇︎
エジプトに着いて早々、とても満足してしまっていました。
けれど、これからが大本番!!
秋分の日の夜に、大ピラミッドを貸し切りにして、内部に突入するのです。
さて、何が起きるやら。。
つづく。。