思いもよらない「穴」の使い道 | misaのブログ

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昨日、島根の地震でも揺れた諏訪湖の事を書いたら、こまみこさんが心配して見に行って下さいました。

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諏訪湖の桜もきれいですね。

今日は、1日に開催された「百害あって一リニアなし」の講演会の事をまとめさせて頂きたいと思います。

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登壇者のアーサー・ビナードさんは、22歳の時にアメリカから日本にやって来て、初めて地球が揺れるという体験をしたんだそうです。

アーサーさんの住んでいたアメリカでは、ほとんど地震はなかったからです。

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さらに、驚いたのは世界の地震分布図を見た時。

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「オーノー!ニホンハドコ〜?」

そう、日本は地震の巣であり、真っ赤な点で埋め尽くされていました。

こんな日本に原発が54基もある事が信じられなかったそうです。

これ、自殺行為です。

核燃料サイクルも、高速増殖炉も、技術の困難さから、世界の原発先進国は次々に撤退しています。

絶対に無理!実用性なし!

なのに、何故日本はやめないで続けるのか?予算を維持するのか?

そこが理解出来なかったそうです。

事故を起こし停止中も、「もんじゅ」の維持費は1日5500万円年間維持費は200億円もかかっていました。

ようやく、2016年12月に「もんじゅ」の廃炉が正式に決定しましたが、廃炉を想定していない設計だったので、原子炉から冷却用ナトリウムを抜き取る穴がなく、安全に抜き取る技術も確立していないというのですから、あきれて物が言えません。

アーサーさんだけでなく、私たちだって理解出来ないです。

もんじゅは当初、「夢の原子炉」と呼ばれていました。

「夢の原子炉」「夢の乗り物」。。

全然夢じゃない。。怖っ!

「核燃料サイクル」の要でもあった高速増殖炉計画の破綻にも関わらず、政府はいまだ原子力政策に固執し、新たな「高速炉」の開発計画に乗り出すと言っているそうです。

高速炉を使えば、核分裂によって使用済み燃料の中の放射性物質の寿命が、300~400年に短縮されるからです。

しかし、核分裂をするので廃棄物は倍になってしまうのだそうです。

高速炉計画もいずれ破綻することは明らかです。

ホント、もう核を扱うのはやめましょうよ。

人類が放射能によって影響を受けない身体にならない限り、危険が常に付きまといます。

原発も核燃料サイクルも、引き際が大事です。

世界を見渡せば、無理なのが分かります。

一番最後までやっていた所に損害が集まると言います。

JR東海の葛西さんが言っていたように「リスクを覚悟して原発を動かす」のですか?

それはリニア新幹線にも言えることです。

JR東海の関係者でさえ「絶対にペイ出来ない」と言っているリニアを「リスクを覚悟して」着工させるのでしょうか?

リニア新幹線は、英語では「Maglev(マグレブ)」と言うそうです。

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何故かアーサーさん、最前列にいた私に向かって「Maglev」と何度も言うんです(笑)

「リニアも破綻している!絶対に無理!」

本当にその通りです。

そしてこの後、アーサーさんが予想だにしない事を言い出したんです。

それは、「穴」の使い道!!

今はまだ、多くの人には知られていないリニアですが、電磁波の影響が出て、リニアに乗ったら病氣になることが発覚したり、のぞみの新幹線の方が乗り換えがないし景色も楽しめて便利なのが分かったり、トンネルで事故があったら怖いという事になり、乗る人がいなくなる事が今後、予想されます。

リニアがついに破綻!

そしたら、何が残りますか?

そう、!リニアの長〜いトンネルだけが残されます。

この地中深く掘られた穴に各国が目をつけるというのです。

放射性廃棄物の捨て場として!!

ええええ〜〜!

原爆投下の時と同じく、日本は実験場にされてもおかしくないと言うのです。

アメリカ人のアーサーさんから見たら、日本が着工前から破綻が分かっているリニアを敢えて進めるのはおかしい。

長いスパンで見て、何か他にトンネルを掘らせる、または掘らせられている理由があるのではないかと考えてみたんだそうです。

そして、これをひとつの懸念として思いついたそうです。

日本だけでなく、どこの国も捨て場に困っている核のゴミ

アーサーさんの妄想が現実化しないように、ますます「リニアのトンネルを掘らせてはいけない!!」と思いました。

続いての辻信一さんのお話では、ナマケモノの話題が出ました。

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口角を上げて、いつも笑っているような表情のナマケモノ。

彼らは、ゆっくりの方向に進化しているんだそうです。

リニアなど速さを求める人類と真反対ですね。

ナマケモノは7日〜8日に一回、排便排尿の度にゆっくりと木の根元まで下りていくそうです。

危険の多い密林で一見無謀にも思えるようなその行為にこそ、ナマケモノが「森の賢者」とも言われる秘密が隠されているのです。

サルたちのように木の上から糞をするのではなく、ナマケモノは地面に浅い穴を掘ってそこに糞をして、枯れ葉でそっとそれを覆うことも忘れないそうです。

そうすることによって、自分たちを養っている木に、葉を食べて得た栄養価の50%を返しているんだそうです。

熱帯雨林の土壌は、一年を通じて高温多湿のため、落ち葉や倒木などはすぐにバクテリアや微生物によって分解されてしまい、豊かな土をつくらない為、ナマケモノたちの排便習慣が、木々にとっては重要な栄養になっているとの事。

ナマケモノは自分の命を支える木を守り育てているというわけです。

自然との共存共栄が出来ているのです。

それとは反対に、人類は自然をないがしろにして、滅亡に向けてまっしぐら。。

今や、豊かな自然が残る石垣島与那国島でさえ、軍事基地が作られようとしているのです。

美しい海や、海底遺跡の危機です!

ナマケモノに学ぶ事は多いです。

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リニアなど要りません。

もうこれ以上速く移動しなくても、従来の新幹線や飛行機があるのですから充分です。

こんなに便利な世の中で、他に何が必要でしょうか。

もっと自然を大切にしていかなくては、きっと人類は手痛いしっぺ返しを受ける事でしょう。

「ホピの預言の岩絵」にあるように、上のジグザグの道から、みんなで下の道に降りていこうではありませんか。

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原発もリニアも手放します。。