アビドス神殿の「ヘリコプターのレリーフ」 | misaのブログ

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エジプト観光4日目(1/19)は、ホテルからすぐのアビドス神殿にバスで向かいました。

ハウスオブライフホテル
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アビドスでは、古代都市の遺跡が幾つか出土していますが、一番有名なのは、セティ1世の葬祭殿です。

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早朝なのにもう、「ワンダラー、ワンダラー」という子供たちの声が。。(買ってあげられなくてごめんね。あちこちに沢山いるので。)

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この辺りで左手を見て驚きました。

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何と!白い太陽がっ!!

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エジプトの朝は、下の方が砂埃なのか白く煙っている事が多いのですが、それでも太陽がこんなに白く見えるのは珍しいようで、エジプト人のスタッフもびっくりしていました。

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私たちにこれを見せたと言う事は、ここが、とても神聖な場所であるから心しておくように、というメッセージなのかも知れません。

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「セティ1世の葬祭殿」入り口に到着しました。

セティ1世は、ラムセス2世の父親であり、この建物は約3300年前のものなのです。

第ニ列柱室
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しかし、建物は全体的に大変保存状態が良く、レリーフ自体もきれいな色が残っていました。

ホルス神から王である印をもらっているセティ1世⬇︎
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オシリス、イシス、ホルスに捧げ物をしているセティ1世⬇︎
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ジェド柱(中央・左)
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このオレンジ色した「ジェド柱」は、王の儀式で用いられたようですが、用途が不明で「オシリスの背骨」とも呼ばれ、一説では「高電圧絶縁器」なのではないかと囁かれています。

ここセティ1世の葬祭殿は、本当に見所が多く、オーパーツとも呼ばれるあの有名な「ヘリコプターと飛行船のレリーフ」もあるのです。

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このレリーフが騒がれている訳です。

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けれど、昔はファラオが変わると、その後即位したファラオの名前に彫り直したりするので、このレリーフは、父のセティ1世と、息子のラムセス2世二人の名前が重なっているだけのようです。

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つまり、息子のラムセス2世が、この神殿をまるで自分が建てたようにちゃっかり名前を彫り変えてしまったというわけです。

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偶然が成せる技というか、ひとつのレリーフに、ふたつも空を飛ぶ物体があったら、嫌でも目につくというものですよね。

文字が読める人にとっては何でもない事だったので、ヘリコプターに見えた事に逆に驚いたようです。

理由が分かったら、な〜んだぁ、ですよね。

でも、葬祭殿に訪れた時は、話のタネになるので、是非このレリーフを見つけて下さいね。

私は場所がよく分からなかったのですが、このあたりにあるようです⬇︎
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あら!たまたま私が撮影した場所の、ちょうど反対側だったのね⬇︎

第一列柱室
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柱の大きさもお分かりになるかと思います。

だけどここは、一回では語り尽くせません。すごい場所なんです!

続きます。