エジプト「カイロ考古学博物館」の続きです。
(画像はネットよりお借りしています)
この誰もが知っている超有名な「黄金のマスク」に、ついにご対面出来る瞬間がやって来ました!
ドキドキドキ。。
ツタンカーメンのお部屋は、別途チケットが必要で、撮影も禁止になっています。
なので、自分の目と心にそのお姿を焼き付けて参りました。
惚れ惚れするような金ピカのマスク。。
ピアスの穴もしかと確認して参りました!
発見された時は、穴は埋められていたそうな。
だから、本来はネフェルティティのものだった可能性が。。
継ぎ目がないかと、裏からも覗き込んで来ました。
マトリョーシカのように3重になっていた2番目と3番目の人型棺にもピアスの穴がありました。
そして、副葬品の見事なこと!!
細かな細工に時間を忘れ見入ってしまいました。
本当に、いつまでもその部屋にいたかったです。
最後に、マスクにご挨拶してから部屋を出ました。
現在、ツタンカーメンの「黄金のマスク」は、外国に貸し出ししない事にしているそうです。
けれど過去に一度だけ、日本にやって来た事があるのですよ。
それは、1965年に開催された「ツタンカーメン展」(東京・京都・福岡)の時でした。
当時、「黄金のマスク」を一目見ようと295万人が訪れたそうです。
その収益によって、アブシンベル神殿の移転が出来たのでした。
ツタンカーメンの黄金の玉座⬇︎
妻のアンケセナーメンが、ツタンカーメンに香油を塗っている所が描かれています。
よく見ると、サンダルを片方ずつ二人で履いています。それだけ仲良かったのね。
ツタンカーメンのマネキン⬇︎
これに彼の服とかを着せていたのでしょうか。
サンダル⬇︎
チェス⬇︎
アラバスター製の香油壺⬇︎
アラバスターとは、大理石に似た粒子の細かい白い半透明の石で、大理石よりも軟らかく加工が容易。
パピルス船に乗るツタンカーメン(右)⬇︎
この黄金の木像は、邪悪の象徴であるカバを狩る神話の一場面を描いたもの。
ホルスは、殺された父親の仇をとるために邪悪なセト神と戦った。
セトはカバに姿をかえ、最後にホルスに殺される。
ツタンカーメンは、ホルスのように、邪悪と戦うことで地上の秩序を守ろうとしている姿を象徴したもの。
ツタンカーメンの等身大のカー⬇︎
カーの像は2体が向き合った状態で、玄室前の扉を守っていた。
チーターの形をした葬儀用寝台⬇︎
厨子に乗ったアヌビス神⬇︎
死者を護る役目もあるアヌビス神は、玄室脇の小部屋で厨子型ソリに乗り、ミイラの入った厨子を見守っていた。
3重の人型棺が納められていた4重の木製厨子⬇︎
内臓を入れるためのカノポス壺(アラバスター製)⬇︎
壺の中には、ツタンカーメンの肺・胃・腸・肝臓の4つの臓器が入っていた。
カノポス壺を納めた金箔貼りの専用厨子⬇︎
厨子の4つの側面には、ひとりずつの女神が配置されている。
ネフティスは死者の「肺」を守り、ネイトは「胃」を、イシスは「肝臓」を、セルケトは「腸」を守っている。
「心臓」は、死者が来世で復活・再生できるようにミイラの中に残す重要なものとされた。
しかし、ツタンカーメンのミイラには心臓がなかった。。(ファラオで心臓がないのはツタンカーメンだけ)
館内で、テレビ局の撮影が行われていました。日本のクルーっぽい。。
ツタンカーメンコーナーでは、すでにいくつかの所蔵品が新しい博物館の方へ移動していて、棚がガラガラの場所がありました。
ツタンカーメンのチャリオット(戦車)も、移動してしまったようです。
ツタンカーメンの後は、ミイラの展示室にも入りました。(別途チケット・撮影禁止)
ファラオのミイラがいっぱい。。
凄い独特な雰囲気でした。。
これだけの発掘品を守ってくれたオギュスト・マリエットさんに感謝いたします。
新しい博物館が完成したら、是非また観に行きたいです。
ここからは余談になりますが、カイロのホテルのお土産屋さんで氣になる置物がありました⬇︎
値段も大きさも手頃だったので、プレゼント用に購入しました。
そして、ツタンカーメンの装身具の写真を調べていたら、何と同じスカラベの形を発見したのです。
え!この形ってツタンカーメンの物だったの!?
そして、このモチーフはツタンカーメンのカルトゥーシュを模しているものだと分かりました。
ツタンカーメンのカルトゥーシュ⬇︎
カルトゥーシュを装身具にデザインしちゃうなんて、すごくオシャレじゃない?
感服いたしました!
てことで、この置物は思い出に自分の手元に残すことにしたのでした。
自分の過去世で、暗殺しちゃったかも知れないツタンカーメンさんだけど、彼の話になると終わらなくなりそうなので、今日はここまでにいたします。
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