シャーマンズ・ケイブ(洞窟)の続きです。
私たちは、クラウダーご夫妻の導きにより、普通車では決してたどり着けない場所にある秘境・シャーマンズケイブを訪れることが出来ました。
午前中のベルロック登りは、ここへ来る為の練習だったと思えました。
かなりの高さです。
↑ここへの数歩がなかなか怖い!10センチほどの足場しかないのです(汗)
シャーマンズ・ケイブは、ネイティブのシャーマンたちが修行をした場所だそうです。
神聖な場所なので、踏み入れてはいけないものと思いましたが、大丈夫との事。
中は結構広いのです。私たちも畏敬の念を抱きながら入らせて頂きました。
古代人がトウモロコシを粉にしたであろう窪みもありました。
火を焚く場所は、今も儀式で使っているようです。
心を落ち着かせ、瞑想するには最高の場所でした。
ここシャーマンズ・ケイブは、何故だか本当に心地良く、すごく落ち着くのです。
私たちの誰もが皆、そう感じていて、いつまでもそこにいたいと思いました。
そんな私たちの氣持ちが分かったのか、二羽のRaven(レイブン・オオカラス)が飛んで来ました。
クラウダー祐美さんによると、これは祝福の合図なんだそうです。
インディアンの神話では、オオカラス=ワタリガラスは世界の創造主となっています。
彼らの神話によると、大寒波で全ての生き物が絶滅しそうになった時、ワタリガラスが空高くまで飛ぶ事が出来るイーグルに太陽まで行って火を持ち帰って欲しいと頼み込んだそうです。
イーグルは焼けつく太陽の炎で今にも死にそうになりながらも、火を持ち帰って大地に火を灯したそうです。
それから、ワタリガラスはリーダー的存在となり、世界を創造したと言われるようになりました。
何と、このワタリガラスは、北海道北東部にも渡ってくるのです。
日本からアメリカ大陸に至る沿岸部に、このワタリガラスの伝説が残っている事からも、アメリカ大陸に最初に渡った人類は、縄文人のアイヌだったとの想いを強く持ちます。
そして、このワタリガラスの伝説を追い求めたのが故・星野道夫さんでした。
星野さんは、1996年8月8日の深夜4時頃、『どうぶつ奇想天外!』の取材のため滞在していたカムチャツカ半島のテント内でヒグマの襲撃に遭い、亡くなられました。
星野さんの事は、1997年、龍村仁監督による映画『地球交響曲第3番』の第1部に取り上げられています。
(その龍村仁監督に、最近えりごんさん&ようこさんが出会ったというシンクロがありました!)
2013年の時に見せて頂いたイーグル⬇︎
ワタリガラスもいいけど、イーグルにも会いたい〜と、私は洞窟で「イーグルダンス」を踊りました。
同行した人にしかお見せ出来ない、とってもレアなダンスです(笑)
ベルロックを上まで登った3人は、かなりハイになっていたようです。
阿寒湖のホテルにも、アイヌの方の似たような鳥の姿がありました⬇︎
いつまでもケイブにいたい氣持ちを堪えて、私たちは洞窟を後にしました。
いつかまた、シャーマンズケイブに帰って来たいです。
とっても大好きな場所となりました。
シャーマンズケイブの上に登ったら、遠くで雨が降っていました。
トッドさんのドライビングテクニックがなければ、ここに来る事は出来ませんでした。
ご案内下さったクラウダーご夫妻には本当に感謝しております。
さあ、遠くに豆ツブのように見える車の所まで戻りましょう!⬇︎
光が駐車場を指し示してくれていました。
帰り道、虹が出ていました。
そして、セドナツアーの最後はパワーストーンで有名なお店「クリスタル・マジック」に寄りました。
私は、このお店は3度目だったので、入る前から買う物を決めていました。
インディアン・フルート♡
私はケーナも持っていますが、インディアン・フルートは苦労なく音が出せて嬉しいです。
その日の夜は、セドナ「スカイランチロッジ」に泊まりました。
クラウダーさん、フェニックスからセドナまで、何から何まで本当にお世話になり、ありがとうございました!!
でも、嬉しいことに、旅の最終日にもう一度ご夫妻にお会い出来ることになりました♡
再会する日まで、私たちは少しでも成長を遂げているでしょうか??
☆クラウダー祐美さんのブログ
翌日は、いよいよ皆既日食の日!
アンテロープキャニオンに向かいます。