「宇宙太陽光発電」は大丈夫か | misaのブログ

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原発に代わる自然エネルギーと云えば大歓迎したい所ですが、宇宙空間をまた人間が勝手に占領してしまって良いのでしょうか。

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http://dot.asahi.com/science/s-general/2013010700001.html

「宇宙太陽光発電」でエネルギー問題は解決できる?

3.11以降、原発の是非が議論され、代替エネルギーが注目されている。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)主任開発員の藤田辰人氏(45)は「宇宙太陽光発電」の有用性について語る。

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宇宙空間に太陽光パネルを広げ、太陽のエネルギーで発電した電気を、ビームで地球に送る。

2030年代にはそんな「宇宙太陽光発電」が実現しているでしょう。

宇宙太陽光発電は、地球上の太陽光発電と違い、昼夜で発電量に差がなく、天候にも左右されません。

ほぼ24時間365日、フルパワーで発電できるのが特徴です。無限の太陽光エネルギーを利用できる究極の自然エネルギーです。

計算では、地上での太陽光発電と比べて、5~10倍程度の太陽光エネルギーを得ることができます。

JAXAは2030年代に、原発1基分に相当する100万キロワットの発電システムを、「ひまわり」などの静止衛星が回る高度3万6千キロメートルの軌道上に建設する構想を検討しています。

システムは巨大です。太陽光パネルは直径1.25キロメートル、電気を送るアンテナは全長1.8キロメートルにもなります。

重さは全部で1万トンから2万トン。一方、地上で受けるアンテナは直径2キロメートルの大きさになります。

電気を宇宙から地上にどう送り、受けるかがカギになりますが、マイクロ波またはレーザーのビームを使います。

マイクロ波とは、携帯電話やテレビ放送などに使われている電波です。

宇宙で電気をマイクロ波に変換し、地上で受信したマイクロ波を再び電気に変えれば、家庭のコンセントでも使うことができます。この変換技術はすでに確立しています。

日本は資源の少ない国ですから、自前のエネルギーを持つことが求められています。

宇宙太陽光発電は政府の「宇宙基本計画」に盛り込まれており、国の政策に基づいて進められています。

<転載終わり>

まだ、この宇宙太陽光発電はあまり知られていませんが、2007年頃から実験衛星打ち上げが計画されていますので、その頃になれば皆が周知の事となるでしょう。

宇宙太陽光発電については、そのメリットとデメリットがウィキペディアに載っています。

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/宇宙太陽光発電

メリットが大きい分、もし故障した時に人の手では直せない上、使えなくなった途端に巨大な宇宙ゴミとなるのです。

また、私が大丈夫かと心配するのは地上に送るのにマイクロ波やレーザービームを使う事です。

もちろんマイクロ波やレーザービームは、鳥や航空機に影響がないくらいのレベルのものが使用されるとの事ですが、レーザーポイントですら目に当てると障害を与えますし、電子レンジや携帯電話の電磁波も身体への悪影響が取り上げられています。

もしこの宇宙太陽光発電衛星が、軍事用に悪用されたり、制御システムが壊れて違う場所に照射されたりしたら、と考えると恐ろしくなります。

莫大な費用がかかる問題でもあり、人類の存亡にも関わる事ですので、期待できるエネルギーと飛びつく前にじっくり検証して多くの有識者の意見を聞いて欲しいと思いました。