大地震、その時あなたがとるべき行動 | misaのブログ

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現代ビジネスに、大地震が来た時にとるべき行動が載っていましたので短くまとめてみました。

詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31555

首都圏を必ず襲う巨大地震。そのとき何が起こるのか。私たちがとるべき行動とは何なのか。場所や状況ごとに詳細に見ていこう。

■スカイツリーにいたら

地上634m、世界最高の電波塔・東京スカイツリーは最新の制震・免震技術が組み込まれているが、揺れないというわけではない。

展望台の売店の陳列棚やレストランのテーブルなどがしっかり固定されていないと動き出し、重いものなら当たった人は内臓破裂の可能性もある。

スカイツリーや都庁などの展望台で地震に遭ったときとるべき行動は2つ。

「第一は、窓から離れること。第二は、高層建築物は構造的に中心にあるエレベーターシャフト部分が強いことが多いので、その周囲にある非常階段などの手すりを目指す。

展望台に入るときは、まずその位置を確認しておく。

超高層では中心に逃げる

■高層ビルの下にいたら

地震が首都圏の直下型ではなく、房総沖地震や東海地震など遠くの海底で起こった場合、特に心配なのが長周期地震動。

これはゆっくりとした、周期の長い揺れで、高層建築物を非常に大きく揺さぶる。

都庁は構造上、窓が外壁と一体化しているので、基本的には落ちることはない。

超高層ビルは耐震設計がなされているので、近くにいたら、むしろ建物の中に入ったほうがいい。

ガラスなどの落下物があっても大丈夫だし、低層階はそれほど揺れず、コストをかけて建てているものなので、普通の建物より安全だ。

だが、'81年5月以前に着工された旧耐震基準の建物は、大地震で大破する恐れもある。

資産価値が下がるのを嫌って耐震診断を受けず、改修費用が出せずに放置している所有者が多い。

特に新橋、神田、上野のように早くからビル街だった地域にはまだ危険な建物が多く、建物が大きく傾いて、看板やネオンが降ってくる可能性も高い。

超高層ビルとは逆に、これらの古いビルからは速やかに離れるべき。

■スカイツリーや高層ビルのエレベーターにいたら

東京スカイツリーは定員40名のエレベーターが4基設置されている。

通常、高層ビルのエレベーターは、地震を検知するともっとも近い階に止まる。

だが第一展望台まで地上から350mあるスカイツリーや、「高層階専用」などとスキップする階のある六本木ヒルズなどのエレベーターでは、その「最寄り階」が非常に遠いこともある。

スカイツリーでは地上と第一展望台の間にエレベーター1基につき、7ヵ所の非常着床用出入り口がある。

ここから非常階段を使用して逃げることになる。

■アクアラインを走っていたら

東京湾を横断する東京湾アクアライン。川崎側から9・6kmは海底トンネル「アクアトンネル」、木更津側から4・4kmは海上橋「アクアブリッジ」が延び、中間地点の人工島「海ほたる」で接続している。

アクアトンネルはシールドトンネルと呼ばれる強固な構造の中に、特殊な防水処理が施され、破損・浸水・水没はまず起こらない。となれば、不安視されるのはトンネル火災だ。

アクアトンネルで火災や煙から身を守るためには、まずトンネルの地下に設けられている緊急用の床板下避難路に逃げこむ。

避難路に通じる非常口は300mおきに設置されており、すべり台などで車道の下に移動できる。内部は気圧が高めに設定され、炎や煙は入りにくい。

緊急車両の走行もできる幅の広い避難路には150mおきに非常電話も置かれ(携帯電話はほぼ不通)、長い道のりだが地上にも出られる。

では地震の瞬間、橋梁部のアクアブリッジにいた場合はどうか。ドライバーはどうしたらいいのか。

もっとも大事なのは、トンネルでも橋の上でも慌てて急ブレーキをかけないこと。

追突事故や玉突き事故から火災が起これば、前後の車に延焼し、道路が「火の川」になる可能性がある。

基本は、ゆっくり減速して車を片側に寄せ、停止する。橋の上から振り落とされないよう注意しつつ極力、車内で待機し、交通情報に従って避難する。

■新幹線・JR在来線・モノレールに乗っていたら

その瞬間、身を守るためには、手すりなどに掴まり、体が前に押し流されるのを防ぐ。

車両が速度を落とせず脱線すれば、側壁などに衝突した瞬間、車両内で人が流体のように前方に押し流され、強く叩きつけられる。

体が移動することが危険なので、車両内では戸袋近くの手すりに掴まるか、座席に座るほうがいい。さらに日頃から後部車両に乗るようにする。

日本の主なモノレールは跨座式といって、車体がレールの上にまたがる構造なので落下の可能性は低い。

ただ、'64年の東京オリンピックに合わせて作られた東京モノレール羽田線の橋脚は、当時まだ液状化現象が知られておらず、対策がとられていない。

羽田に行くには京急線もあり、大変な費用をかけて改修工事をしたのでそちらを使う。

■満員電車に乗っていたら

災害時でも人間はそう簡単にパニックは起こさないが、2つの要因があれば可能性が高まる。

『このままでは死ぬ』と強く思うことと、『目の前に逃げ道がある』こと。

満員電車で大地震に遭うと携帯も出せず、状況がわからない。不安の中、火が見えたり、近くで建物の崩壊が起こったとき、誰かが非常用ハンドルで車両の扉を開けてしまうと、乗客が殺到して将棋倒しになり、死者が出る可能性がある。

満員電車ではドアに近いところには立たない。

山手線は、電車の頭上に通っている多数の古い橋が怖い。これが崩落して車両の上に落ちてきたら、どうにもならない。

こんなとき、パニックを起こさないためには「コントロール感」を保つこと。

次に起こることが予測できたり、何をすればいいか具体的にわかると人は安心する。

大地震の際は車内の人同士で『換気のために、窓を開けてください』など具体的に呼びかけ合うと、みな冷静さを取り戻せる。

■地下鉄に乗っていたら

最深部で地下49mを走る都営大江戸線のような深い空間はほとんど揺れない。

一方、銀座線(最深部・地下16m)や丸ノ内線(最深部・地下17m)のような古い路線は浅いところを走っている。

駅やトンネルが崩落すれば打つ手はないが、走行中の地下鉄で被災し、車両が止まったら、慌てて線路に出ようとしない。

銀座線や丸ノ内線などでは線路近くに高圧電流が流れており、感電死の恐れがある。

万が一、通電が止まって運転士の誘導も期待できない状況になったら線路に降りるしかないが、地下鉄トンネルの側壁には最寄り駅の方向と距離を書いた標示があるので参考になる。

震災時に地下にいたら、まず地上に出ることを考える。なるべく地下鉄には乗らず、地下道も通らないのが良い。

サラリーマンの憩いの場である有楽町や新橋のガード下は、昭和初期のままのようなところが多い。

構造が古くて火気もある、危険極まりない場所なので、せめて入る前に避難経路を考えておく。

■東京ドームにいたら

東京ドームの天井部分はエアドームといい、ポンプで内圧を高くすることで風船のように膨らんでいる。

観客席なども震度7に耐えるよう設計されており、電力の供給が止まっても非常用の自家発電で電源を維持できる。

電気が止まると非常に緩やかに沈んでくるが、もし落ちきっても観客席とは一定の距離が保たれるように設計してあるので危険はない。

■スーパーの屋上・立体駐車場にいたら

3・11の震災では、町田市のスーパーで立体駐車場につづくスロープが崩落、2人が死亡した。

私たちにできることは、なるべく平場の駐車場か、商業施設から独立した新しい鉄骨の立体駐車場がある店などを選ぶことだ。

■富士山登山をしていたら

山では下界より地震の揺れが小さくなるが、展望台などは崩れるかもしれない。中腹にいたら落石に注意。

まずは山小屋に入る。

噴火は突然は起きないから、あらかじめ避難する。山頂より、中腹から爆発する可能性が高いみたいだから、上からなら火山灰や火砕流の流れる方向が分かる。それを見ながら状況に応じて下山ルートを探す。

<まとめ終わり>

この記事の最後のページに一覧表が載っています。

いざと言うときに慌てない為にも、この情報は是非頭に入れておいて下さいね。