原発も津波ではなく地震で破損していた | misaのブログ

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今頃になって、こんな重要な事が明らかになりました。

<47NEWS・共同ニュースより>

福島第一原発1号機の原子炉建屋内で、震災発生当日の3月11日夜、毎時300ミリシーベルト相当の高い放射線量が検出されていたことが14日、東電関係者への取材で分かった。

高い線量は原子炉の燃料の放射性物質が大量に濡れていたためとみられる。

1号機では、津波による電源喪失によって冷却ができなくなり、原子炉圧力容器から高濃度の放射性物質を含む蒸気が漏れたとされていたが、原子炉内の圧力が高まって配管などが破損したと仮定するには、あまりに短時間で建屋内に充満したことになる。

東電関係者は「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波より前に重要設備が被害を受けていた可能性を認めた。

第一原発の事故で東電と経済産業省原子力安全・保安院はこれまで、原子炉は揺れに耐えたが、想定外の大きさの津波に襲われたことで電源が失われ、爆発事件に至ったとの見方を示していた。

地震による重要設備への被害がなかったことを前提に、第一原発の事故後、各地の原発では予備電源確保や防波堤設置など津波対策を強化する動きが広がっているが、原発の耐震指針についても再検討を迫られそうだ。

関係者によると、3月11日夜、1号機の状態を確認するため作業員が原子炉建屋に入ったところ、線量計のアラームが数秒で鳴った。

建屋内には高線量の蒸気が充満していたとみられ、作業員は退避。

線量計の数値から放射線量は毎時300ミリシーベルト程度だったと推定される。

この時点ではまだ、格納容器の弁を開けて内部圧力を下げる「ベント」措置は取られていなかった。

1号機の炉内では11日夜から水位が低下、東電は大量注水を続けたが水位は回復せず、燃料が露出してメルトダウン(全炉心溶融)につながったとみられる。

さらに炉心溶融により、燃料を覆う被覆管のジルコニウムという金属が水蒸気と化学反応して水素が発生、3月12日午後3時36分の原子炉建屋爆発の原因となった。

<転載ここまで>

これまで、津波によっての事故だと言われて来たのに、やはり老朽化が進んだ原子炉は、地震で既にダメージを受けていたのですね。

今頃になって出て来て新聞にも載るなんて、東京電力の隠ぺいにはほとほと呆れます。

老朽化した原発は、全国にあります。

地震国である日本は、昨日記事にしたように、いつどこに巨大地震が来てもおかしくないのですから、即刻停止しなければ福島原発の二の舞になるでしょう。

新しい原子炉なら、地震にも耐えて大丈夫だから、これからももっと増やせとお考えの方もいるようですね。

しかし、どんなに安全なものを作っても、万全ではありません。

人間が作ったものは、必ず壊れます。

それに、原発を廃炉にするのも相当な年数がかかるのです。

当然、解体するには莫大な被曝を伴います。

それが出来無かった為に40年も過ぎた原発を動かし続けて来たのです。

原発は、最初から廃炉の事を全く考えずに建てられたものだったのですから。

だから、新しく原発を作る事は、高いコストをかけて、永年続く危険を増やす事になるため、賢い選択ではありません。

どうかたくさんの人が、原子力の危険性にもっと真剣になって下さいますように。