ホピ族と原爆との関係 | misaのブログ

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今回、再び原爆についてお話しして来ましたが『ホピの予言』で有名なホピ族と、原爆とが関係あるのをご存じですか はてなマーク

ホピ族は、アリゾナ州北部のコロラド川沿いに住んでいる、僅か7000人ほどのネイティブアメリカンの部族です。

「ホピ」とは「平和の民」という意味で、マヤ文明の末裔とも言われています。

とうもろこしを栽培しながら、先祖から受け継いだ聖なる土地を2千年以上にわたって守り続けて来ました。

他のネイティブアメリカンが住み慣れた土地を強制移住させられたのに比べ、ホピ族だけは移住を逃れてきました。

それは彼らの住む土地があまりにも不毛過ぎていて、利用価値がないと判断されたからでした。

それほど、ホピ族は物質的には何もない生活をしていたのです。

そして、あらゆる差別と迫害に耐えながらも、その伝統的な生きかたと、偉大なる精霊から与えられたという『予言の石板』を守りつづけてきたのでした。

石板には、すでに滅んだと言う『第三の世界』と、『浄化の日』を経て『第四の世界』が始まっていくまでのことが記されていました。

彼らは、常にホピ族自身に起こる変化と、この地球の上に起こる出来事の変化を、その石板と照らし合わせながら暮らして来たのでした。

ところが今世紀に入ってから、ホピの単純にして不可解な「象徴的予言」が続々と成就し始めたのです。

ホピに伝わる予言は、それまで外の世界には秘密にしていたのですが、ある事がきっかけとなり、ホピの長老たちも黙ってはいられない事態となりました。

実は、ホピ族には、先祖から守る様に言われていたものがあったのです。

地中深く埋められているものは、大地の中に留めておくべきもので、もし解き放たれたなら、それは邪悪な蛇になり、災害や、死や破壊をもたらすだろうと言われていたからです。


しかし、とうとうそれは白人たちに見つかり、採掘されてしまいました。

予言にも言われている事でした。

『白い兄弟はサークルをクロスに替えにやってくる

そしてわれわれに、白人のように生きることを強制するだろう

彼らはこの聖なる大地を掘り返し、そこで搾取したものから「灰の詰まったひょうたん」を造るだろう

その「灰の詰まったひょうたん」が地上に投下されれば、すべてを燃えつくし、一瞬で地上は灰になる

多くの病が長く続き、医者も薬ももはや何の役にも立たないだろう』

この「ひょうたんの灰」は、とてつもない破壊力を持ち、川を煮えたぎらせ、不治の奇病を起こし、大地を焼き尽くし、長いこと生命を育てなくさせてしまうだろうとも言われていました。

しかし、かつてと同様に、この予言もまた、起こってからでなければその意味は分からなかったのです。

1945年8月、広島と長崎にひょうたん形の原子爆弾が投下され、中に詰まった死の灰が数十万人の命を一瞬にして奪い去るまでは。


ホピの大地から、白人たちによって採掘されたものは、原爆に使われたプルトニュウムの原料となるウラン鉱だったのです。

事態を重くみた長老たちは、1948年に、緊急の宗教会議を開きました。

世界がこのまま進めば、地球を破壊しかねない危険な時代に入ってしまうことを、警告として一刻も早く世界に伝えるため、その予言を世界に公開するべきかどうかを討議するためでした。

予言でも、これら『大いなる清め』の予兆が整い始めたならば、ホピはそれまで秘密にしていた教えと予言を世に知らしめて警告すべき使命があると記されていたのでした。

そして四日間の会議の末、教えと予言を、外の世界に伝える事が決まり、新たにに予言を調べ直すとともに、広報官として通訳の才のあるトマス・バニヤッカ師を任命しました。

「あなたは三回、東のパソ(海辺)に立つ雲母の館に行くだろう。三回とも拒まれたときには、あなた方は故郷に戻り、そこで大いなる清めの日を待つことになる」と言う予言通り、国連総会に出席を求めても2度も拒否され、3度目の1976年になって、ようやくバニヤッカ師は国連総会で演説することができたそうです。

ホピの予言が世界の注目を集め始めたのもそれからでした。


また、1978年には映画監督の宮田雪(きよし)もバニヤッカ師と運命的な出会いをしています。

彼は「大地と生命を敬い、創造主への信仰のもとに生きてきたネイティブ・ アメリカンの精神文明こそが近代物質文明を変えるだろう。」という言葉に大きく動かされていました。

そして宮田氏は、約7年の歳月を経て『ホピの予言 』というドキュメンタリー映画を1986年に制作しています。

これによって「ホピの予言」のことは、ますます世界に知られる事になりました。


(4人のうちの最後のメッセンジャーであるバニヤッカ師も1999年に亡くなりました。)



予言の中には「海が黒くなって、多くの生き物が死ぬだろう」との言葉もあります。

何の事を言っているかは、よくお分かりのことだと思います。

ホピ族の聖地で取り出されたウランによって、投下された原爆。


私はホピにとても興味があるのですが、何度も原爆や原子力について記事にしているのは、何か前世でホピと縁があったような気がしてなりません。


読んで下さり、ありがとうございました。