不思議な事に、自分は、木で作られた、小さな舟にひとりで乗っているのが分かりました。
次の瞬間、私は号泣し始めたのです
感情を抑える事が、全く出来ませんでした
必死に舟から身を乗り出し、海の中に向かって泣いているのでした
何が起きたのかは分かりませんでしたが、誰かが海に沈んでいると直感しました
それはまさしく、彼に間違いありませんでした
それと同時に、彼を助けられなかったという、後悔と無念の気持ちが強く沸き上がって来ました
どうやら、自分は、海に潜るのが怖くて出来ないようでした
私は、実際に、しゃくりあげる程に泣いているのでした
ひとしきり泣いていると、次の誘導がされました。
彼が生きている時に戻ってみましょう
すると、涙もおさまり、彼が、取った魚を持って来てくれたのが見えて来ました
その辺りは、美しい海のそばの、小さな村でした。
次の誘導は、彼を失った後の暮らしぶりでした。
私は、白い小犬と暮らしていました。
薄暗い小屋の中と、糸を紡ぐ丸いものが見えました。
そして、生涯ずっとひとりでした
ただ、彼を救えなかった事を後悔し続け、ひとり淋しく、誰にも看取られずに、最期の時を迎えているのが見えました
その時、今の私へのメッセージはと聞かれました。
前世では、後悔を引きずったまま、ひとりで生きて行くので精一杯でした。
誰の為にもならなかった人生を悔やんでいました。
だから、誰かの為になる生き方をして下さい、と訴えているのを感じました。
最後に、彼と話をして下さいと言われました。
再び泣き出してしまいました
前世でも救えなかったのに、今世でもまた、助けてあげられなかったと言う後悔の感情が出てきて、また涙が止まらなくなりました
そして、来世では、絶対助けるから と私は言っているのでした。
この体験を通して、全てが納得出来ました。
何故、彼は、盲目であるにもかかわらず、海の中に惹かれていたのか、私は、綺麗な海は大好きなのに、何故、海で泳ぐ事がほとんどないのかが、分かったような気がします。
私は、今生で、今度こそ彼を助けなきゃと言うカルマが働いていたのですね。
それが無理な事だったから、無意識にも絶望感が大きかった (_ _。)
前にも「群青
」の映画の所で書いたように、そのカルマを解放しなければと思いました。
自分を責めるのは、今生で、もう終わりにしよう
前世療法を受けた事は、彼との関係を理解し、出会った意味を考えるのに、非常に大きな出来事となりました。
全てが運命の導きだと思います。
ただ ただ感謝あるのみです
皆さんも、是非、人生の意味を深く考えてみるチャンスを作って下さい
追記
そうそう、うちの「幸福の木」に花が咲いたのは、まさに、この前世療法を受けた日の夜の事でした
この日から、私の何かが、変わりました。
それを、暗示するような 幸福の花 だったのかな
詳しくは、こちら をご覧ください