時差ぼけ対策 | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

前にも言ったように、3月いっぱいまでアパートを貸し出していたので、こっちに戻ってきて1週間ちょいは義実家に滞在しなければいけなかった。

そもそもアパート貸出も私は大反対だった。

他人に自分たちの家を使わせるのも抵抗があったし、

二人の子供の世話をしながら家の中を片付けるとか、考えただけでもドッと疲れる。

戻ってきてから再び荷ほどきしなければいけないし、

母もこっちに来る予定だったので、母に散らかった部屋に泊めさせてしまう申し訳なさもあった。

しかし良い収入になるからと、断固としてボーは譲ってはくれず、

私も仕事をしていない後ろめたさもあり、自分の意見を押し通すことができず、折れる形となった。

 
さて、こっちに戻ってきて次の日からは子供達(と私)の時差ぼけを治す必要があった。
初日は夜中の4時ごろに起きた。
その後はやはり朝寝や昼寝をしたが、沢山寝させすぎないように調節もした。
なんとか19時ごろに眠れたらいいなぁと思っていたが、
18時ごろには眠すぎてぐずる子供達。
まぁ、二日目にしては良い方であろう。
と思う私に対して、ボーはぐずる子供達をなんとか起こそうとママやパパと共に遊ぼうとし始めた。
子供達は眠い目を擦りながら、少し遊んではぐずり、また少し遊んではぐずるの繰り返しであった。
最初は見守っていた私であるが、見るからに限界そうな子供達を見て、これはもうかわいそうだから寝かせるべきだとボーに言った。
しかしボーは私の言う事を全く聞かず、遊びを続けようとする。
 
今回の不安な中の子連れフライト、家族が私たちを(コロナにかからないか)心配する気持ち、私の中での様々な葛藤、
それを全て飲み込んで、ボーの子供に会いたいと言う気持ちを尊重して戻ってきた。
なのに彼は、こんな小さな事でも私の言う事を聞き入れてくれないのか・・・。
スウェーデンに戻って次の日に、外務省がスウェーデンを感染症危険レベルが2から3の渡航禁止に引き上げられ(但し永住権を持った人は渡航できる)、
よりによってこのタイミングで・・・とモヤモヤしていたのもあり、
このボーが全く私のことを聞き入れてくれないことに、私の感情はついに爆発した。
「ちょっとは私の言う事聞けよ!!」
と思わず日本語で怒鳴ってしまった。
子供の前だったので、その場はなんとか気持ちを抑えたが・・・。
 
ボーは言った。
「こっちが遊んであげれば、子供達も眠さを忘れて遊ぶんだよ。
なんとか19時過ぎまでもたせないと、また夜中に起きることになるよ。
僕たちがやってあげられることは、子供達の時差ぼけを早く治すこと。
そのためにちゃんと寝る時間を僕たちが調節してあげないと。」
 
時差ぼけを治すのは大人でも大変なこと。
私には、自分が夜中に起きたくないから眠くてしょうがない子供を無理やり起こしているとしか思えない。
どんなに遅くに寝かせても、夜中に1回は必ず目が覚めてしまうだろうし、
むしろ二日目で18時まで起きれたことは上出来だと思う。
「アパートの貸出にしろ、今回の急なフライトにしろ、私の気持ちや意見は聞いてるフリしてるけど、結局いつもスルーで、
今回の時差ぼけ問題なんて、ほんの小さなことに過ぎないのにそれさえも聞いてくれないのか?
もう戻ってきたことを深く深く後悔している。」
とボーに伝えた。
 
そんな私の訴えをようやく聞き入れてくれて、18時半に子供達はベッドに入った。
 
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昨年は色々あって、夫婦仲が一番最悪でして(汗)、
喧嘩も絶えなかったので、個人的に今回の帰省は少し離れてお互いに良い機会だと思っていたのですが、
結局離れたところで何も変わらないのか、
戻ってこなきゃ良かったなぁ、とその時は思いました。
ホームシックも影響してはいましたが(家族の私達の無事を案ずる姿とか、そういうのを思い出して辛くなってしまうし)、
私のコロナに対する危機感と、ボーやボー家族の考え方が全く違っていて、それもまた孤独でした。
実際、私と子供たちが今回のフライトによってもしコロナにかかってしまったら、自分のせいだと思わないのか?
と問いたら、
思わない、と一言。
スウェーデンが危険レベル3に上がったことも触れると、
それは日本政府が出してることで、スウェーデンでは全く違う意見だ。
他国のロックダウンも’専門家’に言わせれば、やりすぎなんだ・・・と。
今回のフライトがどんなに危険だったか、どんなに不安だったか伝えても、
「今の空港は空いているから、逆に感染するリスクは低いと思うよ。」
とかトンチンカンなことを言ってくるんですよ。
もう何を言っても伝わらない、わかってもらえない。
ボー家族もそんな感じだから、とにかく孤独でしょうがなかったです。
 
全ての気持ちを吐くと、それはそれは長くなってしまうので割愛しますが(笑)、
スウェーデンに戻ってきてからというもの、ボーに対する憎しみは日に日に増していって、
一緒になったことさえ後悔することも増え、戻ってきてからの1週間は子供達がいないところではいつも泣いていましたし、ボーともあまり会話もしませんでした。
これからどうなっちゃうんだろうな、なんてコロナ離婚の危機を感じていたところ(実際は私に不利なので離婚なんてできないんだけれどね、そこがまた国際結婚の辛いところでもある)
いつも見ている国際結婚をしているユーチューバーさんの動画を見て、
これまたすごく素敵な家族でして、私もこんな笑顔溢れる家庭にしたかったんだよな、と思うようになり・・・。
今回のことで、ボーに対して失望することが結構あったのですが(汗)、
私の3ヶ月半の予定だった帰省も許してくれたし、
私の移住当初からのメンタルな問題もボーなりにサポートしてくれたし、
そういう良い部分も沢山あって、
子供達のためにも笑顔溢れる家庭にしたいし、
そのためには私自身が気持ちを入れ替えなければ、と思い直しました。
ただ、ボーも今回の件についての私の葛藤や家族の気持ちをちゃんと真摯に受け止めるように、と強く言い聞かせましたが。
今はボーも私の気持ちに寄り添ってくれてはいますが、危機感はやはり薄いかなぁ。
でも、家族の集まりは私が嫌ならしばらくは自粛しようとは言ってくれています、今のところ。
 
義両親も危機感ゼロなので、私は神経質な嫁としか思われていないでしょうけどね。
さて、次回はそんな義両親の愚痴ブログになります(汗)。
 
 
熊しっぽ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊あたま
 
最近はNetflixで隣のトトロをよく観ています。
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「まっくろくろすけが落ちてきたんだよぉ」
と、実況中継してくれます笑。