仕事のEメール設定を、こんの忙しい朝にし始めたボーのおかげで、
私がサムとアンの支度＆家の細かいこと（生ゴミ＆一般ゴミの処理、洗い場を綺麗に整える）をしなければいけなくなった。
アンはまだ寝ていたので、とりあえずギリギリまで寝かせておこう。
サムに朝ごはんをあげている間に、まずは洗い場を整理し、ゴミをまとめておいた。
サムが食べ終わったら、オムツを替え、そして着替えさせる。
その後、アンを起こし、オムツ替え＆着替え。
やっとEメール設定が終わったボーは、荷物（預け荷物4つ＆手荷物2つ）を車に乗せ始めた。
時刻は4時半。
最初に、家を出ようと目指していた時間である。
まだ15分余裕はあるものの、
アンをカーシートに乗せたり、サムに上着を着せて靴を履かせて…とやっていると、あっというまに10分経過。
最後に家の戸締りを確認し、なんとか4時45分に車を出せた。
よし、これで集合時間の5時15分には空港に着くぞ。
ホッとする私。
車を5分ほど走らせた後で、
あ！忘れたかも…！！
と重大なことに気づく。
すぐに車を止めてもらい、カバンの中をチェックした。
やっぱりない…
私が忘れたもの、それは、赤ちゃんの薬用パウダーだ。
以前のブログにも書いたように、旅行の2日前から下痢をしだしたアン。
いつもは1日1〜2回程度なのに、水っぽいウンチを6、7回するように。
頻繁にお尻を拭いているので、お猿もビックリなほどにお尻は真っ赤っかになってしまった。
で、母に持ってきてもらった日本の薬用パウダーをつけたら、少し赤みが和らいだので、
これは絶対持っていくのを忘れちゃいかん！と思い、
朝に使う赤ちゃんグッズと共に、一緒にジップロックに入れ、オムツ台のところに置いておいたのだ。
しかし、予想外の朝のバタバタで結局忘れてしまった私…
あぁ、なんてバカなんだ！！
これから8日間も海外だというのに、薬用パウダー無しだなんて…、
アンのお尻、どんだけ荒れちゃうのよ！？
「ボーちゃん！忘れた！！あれが無いとヤバイ！！」
という私に、ボーはイラっとしたキツい口調で、
「戻れないよっ！？(｀Д´)」
と一言。
これには私も内心イラッとしたが、喧嘩してる時間なんてない。
「アンのお尻のパウダーだから！！
絶対必要なやつなの！！」
と言い切った。
私がパウダーを探している間に、ボーは義母に電話をしていたようで、
「パウダーなら、空港に薬局があるし、そこで売ってるんじゃないかってママが言ってたよ。」
と言ってきたが、
「スウェーデンのは効いてるんだか効いてないんだかわからない。
家にある日本の薬用パウダーが必要なの！」
と私。
急いで戻ってもらった。
戻る車中はお互い無言。
ボーはかなり焦っていて、とにかく運転が荒かった。
私は、忘れちゃいけないと思ってちゃんと準備していたのに、忘れてしまった自分に腹が立った。
なんてバカなんだ…。
また、「戻れないよ！？」というボーのキレた態度にもイラっとしていた。
こんな出発日の朝に仕事のEメール設定なんかして、
子供の準備も世話も全部私任せだったくせに
今までだって何も用意してねーくせに、
何いっちょまえにイラついて、偉そうなこと言ってんのよ？
と思ったが、自分も悪かったので、そこはグッとこらえたのだった。
家に着きパウダーを急いで取りに行き、そして再び車を走らせた。
時刻は5時を少し過ぎていた。
空港まで車で30分。
明らかに、5時15分までには着けない。
再び義両親に電話を入れ、急いで空港へと向かった。
その道中で、
「さっきはキツイ口調になってごめん。」
とボーが言った。
「大丈夫、ボーの焦る気持ちもわかるし、私も忘れちゃったのが悪かったから。」
と私は言った。
私って、おっとな〜
(なんて、この時は思っていたけど…。)
5時25分、空港に到着。
空港の外では、男性陣が待ち構えていた。
私と子供達、そして荷物を先におろし、ボーは駐車場へと走らせた。
空港内に入ると、女性陣&子供たちが待っていた。
みんなに遅れたことを謝る私。
「もう忘れ物はない？」
という義母。
嫌味で言ってるわけではないのだが、
こう改めて聞かれると、遅れたことがなんとも心苦しく感じる
そして私はあることに気づいた。
薬局、閉まっとるがな…。
そりゃそうだ。
こんな早朝に開いてるわけがない。
あの時は焦っていたから、そんなこと思いもしなかったけれど、
義母の言うことを聞いて空港にそのまま向かわなくて良かった、と心底思ったのだった。
続く。
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最近のサムのブームはかくれんぼ。
小さい子のかくれんぼあるある。
隠れきれてない。
頭隠して尻隠さず…とはまさにこのこと
