サムは洗礼式をしていない。
ボーの家族は信仰心がガッツリあるタイプではないが、
ボーと義姉も義弟も洗礼式を赤ん坊の頃に受けているので、一応キリスト教徒である。
また、義姉と義弟の子供も皆洗礼式を行っているので、
ママの中ではサムも洗礼式を行うものだと考えていたようだが、
ボーの中ではまだ自分で選択もできない赤ん坊に、キリスト教にさせることに抵抗があった。
それはボー自身が、子供の頃から自分がキリスト教であること、毎週日曜日に教会に行くことに疑問を持ったからだった。
神も信じていないのに教会に行かなきゃいけないのが嫌だったし、
天国や地獄はあるのかないのか、
そもそも神を信じていない自分は、死後どうなってしまうのか…、
そういうことを考えるとモヤモヤして恐怖でいっぱいになった。
そんな気持ちを抱えるのがとにかく嫌だったという。
そんな想いを自分の子供には絶対させたくない、
自分で決められる歳になった時、キリスト教になりたいと思うならそうなればいい、とボーは言っていた。
私は宗教に関してはそこまでこだわりはなく、
ボーが洗礼式をしたかったらそれでもいいかな、と思っていたけれど、
このボーの意見には私も大賛成だったので、洗礼式はせず、ネームギビングパーティーというサムのお披露目会みたいなものをしようということになった。
しかし、ボーから洗礼式をしないと聞かされて、軽くショックを受けたママ。
ここで黙っていないのがママである。
「なんで洗礼式をしないの?」
とか、
「普通は洗礼式をしてから、そのあとにお披露目パーティーをやるのよ。」
とか、
「ヨハンナ(義姉)もステファン(義弟)も子供たちの洗礼式をしたでしょ?
サムもやるべきよ。」
とか、とにかく洗礼式をさせたくて仕方がない様子。
何度も何度もやらないと言っているのに、全く引かないママ。
「ヨハンナだってステファンだって、そしてあなたも赤ちゃんのころに洗礼式をしたのに!」
というママに、ボーがついに切れた。
「うん、そうだね。
でも、それは僕には選択肢がなかったからね!!
洗礼式なんてしたくないなんて、赤ん坊の僕に言えるわけないだろ!?」
そう言って、ようやくママは黙った。
でも、ボーの中では後味が悪かったようだ。
いくらしつこかったとは言え、こんなひどいことママに言うべきじゃなかった。
ママを悲しませてしまった…。
そんなやり取りをしてしまって、もうネームギビングパーティーもするのをやめようかと思ったらしいが、
私がサムのお食い初めをして、
「こうすれば良かったなっていうのは色々あったけど、でもやらなかったらもっと後悔してたと思うし、サムの為にやれてよかった。」
という言葉を聞いて、やっぱりネームギビングパーティーをしようと思ったらしい。
そして11月18日(土)、サムのネームギビングパーティーが行われた。
長くなるので後編に続く。
=================
今日はブラックフライデーでしたね!
スウェーデンのブラックフライデーは大したことないという噂を聞いていたので、
今まではわざわざ街に繰り出すこともしなかったのですが、
今年は気分転換にちょっとシティーをのぞいてみることにしました。
全く期待せずに行ったのですが、結構半額のものもあったりして、思った以上に見ていて楽しかったです。
でも、自分のものは半額になっていた1000円くらいのアイクリームを購入しただけ。
あとはクリスマスのゲーム用プレゼントに、
首のマッサージ機を購入しました。
150SEK(約2000円)が50SEK(約700円)
私が欲しいくらい!
ゲームで楽しく奪いあうとします
===============
今日でサムは4か月になりました!
写真は雪の降った水曜日、真っ白な世界に興味津々のサム。
その前の週にも雪が降って、サムにとっては初めての雪の中でのお散歩。
ベビーカーの中でずっと寝てましたけどね
今は気温も上がり、雨も降ったので、雪はすっかり溶けてしまいました。
こちらは14時半ごろの写真。
あ~、やだね~。
太陽低いよ~、暗いよ~。
また雪降ってくれないかな~。
そしたら一面、真っ白になって、少し明るくなるんだけどなぁ