スウェーデンへ移住してすぐ、私は自転車を買った。
義祖父母が移住祝いにプレゼントしてくれたのである。
私達は車を持っていないので、
夏になるとサイクリングをして楽しんでいたのだが、
気づけばここ2年ほど、自転車には乗っていない。
自転車置き場はアパートの地下にある。
勿論、私の自転車もそこに置いてある。
が、乗らなさすぎて、私はどれが自分の自転車かわからなくなってしまった。
・
・
・
サドルの低さで一発でわかる自分の自転車!!
でも、
悲しいけど、
説得力あり
ちなみにこれ、一番低くしてあるのだが、
それでも、
つま先立ち…
(写真は2012年のもの)
でも、これよりも小さいサイズの自転車は無かったのである…。
まだスウェーデンへ移住する前のことになるが、
ボーを訪ねてスウェーデンへ遊びにきたときに、
ボー実家の周辺をサイクリングしようということになった。
その時に、義両親の自転車を借りることにしたのだが、
サドルを一番低くしてもらうも、地面どころかペダルにも足が届かないという事態に
これではサイクリングはできないね、と一旦諦めた私だったが、
「ちょっと待って。」
とサドルを引っ張りだしたパパ。
そして、
のこぎりで鉄の棒部分を切り取ろうとするではないか
「そ、そこまでしなくていいですよ!」
と焦った私だったが、
「いいのいいの、こんくらい切ってもどうってことないから。」
と、パパ。
一番低くしても10㎝くらい鉄の棒部分が見えていたのだが、
その余計な部分を切り取れば、更に低く設置できるだろう、とのことだった。
自転車に乗るために、ここまでされた人は他にいるだろうか…。
親切にされてありがたいのやら、悲しいのやら…
切り取り後、サドルを自転車本体に設置。
勿論一番低くした。
無事に…、
つま先がペダルに届いた(ギリギリ)。
でも、この低さが限界。
まぁ、乗れなくもないので予定通りサイクリングはしたが、
終始足をプルプルさせながらこぎましたわ…。
吾輩は短足であるピエーン
=================
自転車に乗ってるスウェーデン人を見ると、
私には考えられないほどサドルを高くしている人がいます。
そんなに高くて地面に足が着くの?
と思うのですが、これまた着いちゃうんですよね~、スウェーデン人は
地面に届かなくてもノープロブレム。
一旦サドルから降りて信号待ちしてる人もよく見かけます。
でも、めっちゃ面倒くさそうだなーといつも思います。
できれば自転車に乗ったまま止まっていたいけどな~
そしてスウェーデンの自転車、サドルだけでなく、値段も高いんです。
日本みたいに1万円と手頃な値段では売っていません。
自転車屋さんに行ったのが四年前なので、ハッキリとは覚えていないのですが、
安くても、3000SEK(約37000円)くらいだったと思います。
ちなみに私の自転車もそれくらいでした。
ボーちゃんの自転車は4500SEK(約55000円)くらいしたそうです。
これでもまだ安い方なのかな…。
10万近くするものが多かったような気がします。
で、上の自転車写真を見るとお分かりのように、
ごっつい自転車や競技用みたいな自転車がほとんどです。
値段が値段だけに、作りもしっかりしています。
道路が綺麗に舗装されてないところが多い、
自転車通勤者が多い(自転車専用レーンがあります)、
などが、値段が高くてクオリティーの良い自転車が多い理由なのかな~(私見ですが)。
私はやはり、乗り慣れた日本の自転車の方が好みです。
足もちゃんと地面に着くし…。