甥っ子のハートを射止めたい! | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

1年ぶりの日本、
1年ぶりの我が家、
そして1年ぶりに再会する家族。

日本に到着した日、
姉と甥っ子ずん太(仮名)が我が家で待っていてくれた。
去年、ずん太とバイバイした時、彼はまだ4カ月の赤ちゃんで、
成長した甥っ子に会い、一緒に遊ぶことは私の日本帰国の楽しみの一つであった。

時差ボケであったが、ルンルンで甥っ子の名前を呼んだ。

image


image

警戒して全く近づこうとしてくれない…!
それもそうだ。
なんせ1年ぶりだし、私のことなど覚えてもいないだろう。


しかし、どうにかしてずん太の警戒心を解きたいと考えた私は、ある作戦を実行する。
それは…。

image

プレゼントで釣ろう作戦!!
実はこれ、相方姉のヨハンナからずん太へのプチプレゼントなのだが、
私はこれを利用することにした。


image


image


image

プレゼントに興味を持ったずん太がやっと近づいてきてくれた。
作戦成功!


プレゼントの中身は、スウェーデンの子供に(おそらく)人気のキャラクター、
熊のバムセの人形だった。

※https://toklandet.files.wordpress.com/2015/01/bamse.jpgよりお借りしました。

Värdens starkaste björn : 世界で一番強い熊
相方の甥っ子もバムセが大好きで、よくバムセごっこにつき合わされます。
勿論、相方甥っ子がバムセ役で、
私は悪役。


そのバムセの人形をもらった甥っ子の様子。

image


【1分後】

image

そこらへんに捨てられた転がるバムセの姿が…。
そんな様子を相方に伝えられることもできないので、


ずん太は大変バムセ人形を気にいっています。
ヨハンナ(相方姉)にありがとうと伝えてね!


とメールしておいた。


さて、プレゼントで釣る作戦は成功はしたものの、
私への警戒心は解けることもなく、
どうしたもんか、と考えていたところ、
母と姉からこんな情報をもらった。
「今、ずん太はお風呂の呼び出しボタンを押すのがブームなのよ。
ポロロロロンって音が鳴るから、それが楽しいんだと思うんだけど。」


早速、ずん太に、
「ポロロロロン、したい?」
と聞いてみた。
すると、鼻の穴を大きく膨らまし興奮を隠し切れないずん太。
これはいける!!
しかし、その時の私はまだ気づいていなかった。
これをやったら最後、永遠に同じことをさせられる…ということを。


最初の3回は張り切ってずん太を抱っこし、
呼び出しボタン、そして電気のボタンを押す旅を繰り返していたが、
5回、6回、となるうちに段々辛くなってきた私。
しかし、私の足元に抱きつき、目を輝かせてせがむずん太を見ると拒否できず、
時差ボケでフラフラの中、気力を振り絞りボタン押しの旅を続けたのであった。

image

そして、努力の甲斐あって、この日から私にすごくなついてくれるようになった。
頑張って良かった。


ずん太のハートを鷲掴み求愛ラブ