水曜日にライティングテストがあった。
問題は経済について。
「自分もしくは想像上の人物の経済状況を書け」
というものであった。
テストは勿論携帯使用禁止、使っていいのは先生が持ってきた、スウェ語-スウェ語辞書のみ。
なので前日から、経済用語の単語を覚えておかなければならなかった。
テストが始まり、先生が
「じゃあ机の上にはペンと消しゴム以外は全部閉まって～。」
とテスト用紙を配り始めた。
私はいつものように日本人の友達と座っていた。
テストが開始され５分ほど経ったところで、一人の女性生徒が遅刻して来た。
すると先生が、私達の席へと彼女を促した。
「ここの日本人女性たちのところに座って。
ろびまろ、あなたは隣の席に移動してちょうだい。
日本人はいつも固まっているから。」
という一言を添えて。
先生はいつも私達日本人のことを何かとつけて離したがる。
グループワークをするときにも必ず、
「日本人はいつも固まっているから、ろびまろはこっちのグループに移動して。」
と毎回授業で９５％の割合で言われる。
勿論私はわかっている。
グループワークを日本人同士で行うのはスウェーデン語の勉強には何にもならないことを。
先生もその上で私達を引き離しているのだと。
しかし周りを見渡すと、他のグループには同じ国同士の人たちが一緒にグループワークをしていたり、
彼らの言語で相談し合ったりもしている。
日本人で固まって座っているからと言って、授業はちゃんと真面目に受けている。
お喋りもしていない。
授業態度はかなり良いはず。
なのになぜに私達だけこんなにも言われなきゃいけないのか。
私達はずっと疑問に思っていた。
そして今回のテスト。
一緒に座ったところで何が問題なのであろうか。
テスト中に話したり質問し合ったりする気など勿論全くなかった。
なのになぜにそんなことを言われなければいけないのか。
なぜに私は席を移動しなければいけないのか。
全く理解ができないまま私は隣の席に移り、遅刻してきた女性は私が座っていた場所に座ることとなった。
そして席について３秒後。
「ズズズ。ズズズ。」
と３秒毎にに鼻をすする音が隣から聞こえた。
遅刻してきた女性である。
その音が気になって気になって仕方ない私。
手には小さなティッシュペーパーを持ち、何回も鼻をかんだり鼻水を拭いたりしてる。
完全に風邪を引いている彼女。
そして同じティッシュペーパーを使っていることに吐き気さえも感じる・・・。
とにかくそれが汚くて、気になって仕方がなかったが、
「テストに集中しろ、集中しろ、私！！」
と意識をテストに向けた。
ふと、視線を感じた。
隣に座っている鼻水女が私の解答をカンニングしようとしていた。
先生～、カンニングしとるよこの女！！
という目で先生の方を見てみるが、、
先生はカタカタとパソコン業務に励んでおり、全く気付かず。
まぁ、私の解答用紙なんてカンニングしても何の特にもならないんだけれど、
やはりされて良い気はしないので、テスト問題で解答用紙を隠すことにした。
すると彼女は私のを見れなくなって諦めたのか、今度は反対側にいる日本人の子の解答を見ようと努めはじめた。
こりない鼻水女だな、おい。
と、とりあえずまたテストに集中。
すると、次の瞬間、
「ﾌﾞﾌﾞﾌﾞｯ、ﾌﾞﾌﾞﾌﾞｯ」
という携帯のバイブレーションが机に響いた。
また隣の鼻水女である。
鞄の中にしまわなければいけない携帯を、彼女は机の上に常備していたのである。
そしてテスト中にも関わらず、普通にメールを返す彼女。
そしてその１分後、またもバイブレーションが響く。
そのやりとりが１分に１回ある始末。
おいおい、マジでいい加減にしてくれよ。
すると彼女は今度は携帯翻訳機能で辞書を引き始めたのである。
それはあかんやろ。
こっちは真面目に脳みそフル回転して単語を思い出してるっていうのに、それはいかんでしょ。
ねぇ、先生？
とまた先生の方へ視線を向けてみたが、
先生は相変わらずパソコン業務に夢中で鼻水女の行為に全く気づかず。
鼻水＆カンニング＆携帯バイブでかなり苛立っていたい私は、
「携帯は使っちゃダメなんだよ。」
と鼻水女に伝えた。
彼女は、
「Oh・・・」
と言い、その後１分は使わないようにしていた。
が、１分後またバイブレーションが机に響き、そしてカチカチとメールを返していた女であった。
その後はまた普通に何事もなく、翻訳機能を使って辞書を引いていた。
あきれすぎて、また注意する気にもなれなかった。
テストが終わる１時間前、もうすでに書き終えた生徒がチラホラと見えるようになった。
やることが無くて暇だったのか、彼らは話しをし始めた。
ヒソヒソ声ではない。
普通に話している。
先生もようやくそこで
「話さないでね。」
と彼らに注意した。
が、彼らは聞かなかった。
「休憩はいつ取れるの？テスト終わったら帰っていいの？」
と聞く生徒に、先生は、
「休憩はもう少し待ってて。テスト後にもやらなくちゃいけないことがあるから帰らないで。」
と伝えた。
それに対してその生徒は、
「Nej～～（やだ～～～）」
と一言。
もう２０代後半の良い大人である。
黙って待ってろや！！
こっちは終わってないんだからお願いだからテストに集中させてくれ！！
しかしその後も話すことをやめない生徒たちを、
先生は教室から出るように言い、３０分後に戻ってくるように命じていた。
さて長くなってしまったが、ここで毒を吐かせてもらいたいと思う。
まずは鼻水女へ。
カンニングすんなよ！
携帯しまえよ！
風邪引いてるなら大量にティッシュ持ってこいよ！
気になるんじゃ、ボケ～～～～～～！！
次におしゃべり生徒くん達へ。
テスト中喋んな！
ダダこねんな！
もうちゃんとした大人だろお前ら、このバカチンが～～～～！！
最後に先生へ。
日本人が固まってる？
それのどこが悪いんじゃ！
それよりもテスト中もっと生徒に目を配れ！
カンニング＆携帯＆お喋りと、日本人が固まって座ってるのと、
どっちが悪いことなのか、考えればわかるだろ～が！
もっと違う部分に目を向けろ、アホんだら～～～～～！！
以上です。
汚い言葉の連続、申し訳ありませんでした。
でも、スッキリしました。
ちなみにテストはとりあえず無事に終わらせることができた。
可もなく不可もないと思うが、前回に比べたら良い方だろう。
テストの結果はまた後程。