SAS 開始。 | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

長い長い夏休みが終わり、
ついに、今週の月曜日からSASG(Svenska som Andra Språk Grund)が始まった。

「11時~19時までの間に学校にきてくださ~い。
そこで先生と色々とプランを立てていきますよ~。」
というお知らせが、学校が始まる1週間前に届いていた。

11時~19時って・・・。
決められた時間に決められた教室で説明を受けるのではないのか?
どうやって先生とプランを立てていくのであろう・・・。
と不思議に思いながら、12日、学校へと向かった。

行くと受付に行列ができており、そこに並んで順番を待つ。
自分の番になると、IDカードを提示し、
SASGに行きますよ~という旨を受付に伝え、
そして指定された教室へ行くという手順であった。

教室へ行くとまたまた行列ができており、
その行列は廊下にまで続いていた。
中には先生4人が座っている。
皆SASG担当の先生かと思いきや、
SASG、SAS1、SAS2、SAS3とそれぞれ担当があるらしかった。
しかし並んでいる生徒のほとんどはSASGから始まる生徒である。
SASG担当の先生以外の3人の先生たちは、
対応する生徒が少ないため、
生徒が来ないときは仲良くお喋りをしていた。

ここでSAS全てのクラスの状況を全て認識している先生を配置せず、
長蛇の列でイライラしながら並んでいてもおかまいなし、という状況に、
さすがスウェーデンだな、とある意味感心した。
するとSAS1を担当していた先生が、長蛇に並んでいる状況を少しは気にしたのか、
SASG担当の先生に一言。
「結構並んでいるから、説明は手短にお願い。
じゃないとこの人数、捌けないわよ。」

じゃあお前が手伝わんかい!!

SASG担当の先生は笑顔で、
「OK(*^▽^*)!」
と答えた。

OK(*^▽^*)
じゃないわ~い!!

ちゃんと詳しく説明してくださいよ~。
本当頼みますよ~。

しかし、今まで一人に5分ほど時間をかけていたその先生は、
注意を受けた後、2~3分ほどで説明を終わらせていた。

10~15分程待ち、ようやく私の番になった。
名前を伝えると、手元にある名前表を確認する先生。
しかし私の名前は見つからない。
何回も何回もページをめくってみたが、見つからない。
私の名前は登録されていないのか、という不安にかられ始めた。
適当な国スウェーデンでは有り得る話である。
しばらくすると、
「あったわ!あなたの名前!」
と先生。
ホッと一安心・・・したのも束の間、
「あなた私のクラスじゃないわね。
教室を出て目の前にも他の先生がいたでしょ?
そこに座っている、フランシスカという先生があなたの先生だから、そっちで説明を受けてちょうだい。」
と先生。

出た~~~~!!
これぞスウェーデン!!
効率悪すぎやろ~~~~~!!!!


外に出ると、
「フランス語、ドイツ語、スペイン語」
のブースに、その先生が座っていた。
彼女はドイツ語担当でもあったらしい。
こんなことをするのであれば、初めから先生別に振り分けてくれればいいのに、と思う。
15分待ち続けた私の時間を返して欲しい。

そしてまた順番待ちをし、ようやく自分の番に。
フランシスカが色々説明するものの、まぁ、話すのが早い。
言っていることがわかりません、と言っても、
リピートしてくれるものの話す速度は変わらない。
プリントを渡され、ほとんどわからないまま2~3分で終了。
とりあえず次の日10時に学校に行けばいいことだけは聞き取れた。
こんなスウェ語力でやっていけるのであろうか・・・。
とまたまた不安になる私であった。

SASGのクラスの中にも1と2があり、
私は2のクラスなのであるが、
なんとこのクラス、1よりも少々レベルが高いクラスのようである。
1の方が基礎から教えてくれるらしい。
卒業テストで赤点ギリギリの私がなぜにこのクラスに配置されてしまったのか謎であると同時に、
クラスメートが流暢にスウェーデン語を話すこと、
そして先生のスウェーデン語もスーパー早いことに、
不安を感じながら、授業を受けている私である。



なるように・・・なるよね・・・(´・ω・`)