『人生にお金はいくら必要か〔増補改訂版〕』を読みました | 読みたい時に本を読む!

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arico☆が読んだ本や観た映画などの感想を不定期に綴ります。

 

 

前回のブログでご紹介した経済評論家の山崎 元 先生と、ファイナンシャルプランナーの岩城 みずほ 先生との共著、

『人生にお金はいくら必要か〔増補改訂版〕』を、以前に読んでいましたので、その感想を記したいと思います。

 

共著ということで、お二人がご自分の得意分野を担当されており、担当区分は下記の通りです。

  • 序章:「老後資金2000万円問題」の総括……山崎先生
  • 第1章:人生設計の基本公式の仕組みと使い方……山崎先生・岩城先生
  • 第2章:ケース別人生設計の基本公式の使い方……岩城先生
  • 第3章:個人向けの資産運用の方法……山崎先生
第3章の個人投資については、山崎先生の他の著書でもカバーできるのですが、
この本で特筆すべきなのは、第1章の「人生設計の基本公式」だと思います。
この公式は、あなたの現在から将来にかけての「現役時代の平均的な生活費」支出に対して、
「老後の平均的な生活費」支出をどのくらいの比率にするかを考えた場合に、
それを達成するために必要な現役時代の貯蓄率がいくらなのかを計算しています。
これは、実に使い勝手の良い計算式だと思いました。この公式を使って、人生に必要な貯蓄額を割り出すことが出来ます。
計算式自体はやや複雑ですが、下記のサイトで紹介されていますので、そこで必要な数字を入れるだけで、ひと月あたりの必要な貯蓄額が分かります。よろしければ、ご参考にして下さい。