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セスはエリックが逮捕されたとSNSから知った。自首だとわかり、さらに怒りが湧いた。共犯だと口を割るのも時間の問題だ。もう言ったかもしれない。セスは怖くなった。ジェナを殺してからずっと幸福だったのに、幸せな世界を壊された気分だ。彼はバックパックに荷物をまとめると数年ぶりに家を出た。フードを被って、霧雨の中駅を目指して歩いた。セスは地面を睨みながら早足で歩いた。彼は外が嫌いだし、空気が多すぎると感じた。行く当ても金もない。逃げるのは無駄だとわかっていた。
途中で、ほぼ2日ぶりに留置所から出れたアンドレがいた。頭はボサボサで、目の下にはクマがあってショックを受けた顔をしている。少しの間目があった。あいつは俺が誰だか知ってるのか?セスは目をそらすと黙々と駅まで歩いた。
切符を買って電車が来るのを待った。できる限り遠くに行けばなんとかなる。そう思うしかなかった。

ベロニカの心臓は波打ち、呼吸は荒くなった。エリックがジェナを殺した。彼女が死んだのは私のせい…?ベロニカは自分で自分を抱きしめながら部屋を歩き回った。
本当はジェナを狙って私を誘ってたんだとしたら?彼女に何をしたんだろう?嫌、知りたくない。
ベロニカはジェナの死が自分のせいだと決めつけた。体が震えて、涙が頬を伝った。彼女がいないと生きていけない。あの笑顔がないと苦しい。ベロニカはガックリと膝をついて声をあげて泣いた。
大学生の姉が部屋に入ってきた。彼女は何も言わずにサッとベロニカのそばに跪いて肩を抱きしめた。
「彼女を…愛してたの…大好きだったのに…」ベロニカは嗚咽混じりにつぶやいた。