考えてみたら

野口です。　

今話題になっているガソリン代、特に暫定税率について思うことがあります。　本来の“受益者負担”の原則からすると車の運転に使うガソリンに対する負担がまずおかしいと思います。　それこそ車を運転しているかしていないかに関わらず老若男女から等しく徴収しているものを石油の元売りにお金を出していました。　

車の燃費、もっと言えばEVやハイブリッド車などのガソリン消費を控えている車も一括りにされています。　ですから車の燃費と正比例するガソリン代こそ見直しが必要なはずでした。　だから昨今の暫定税率廃止の論争になるのです。　「入ってきたものは決して手放したくない」との強い意思が政権与党とそれに迎合する維新に見られます。　

暫定税率の廃止を来年の四月にしようとすることから全くその気がないことが分かります。　多くの国民にとって求める廃止の時期は今です。　悠長に待っている間に負荷はとんでもなくかかってきます。　政権与党は「それでも大多数は生き残る」と他人事だから動く気がありません。　でも、改めて考えることがあります。　

ガソリン・レギュラーの市価は１８０円前後だと思います。　そこから廃止されるべき暫定税率を単純に引いたとしても１５０円を下回りません。　では数年前のガソリン価格を思い出してください。　ミネラルウォーターより安いと言われていた時期をです。　ですから無駄な課税分が無くなってもやはり水準は高くなっているのです。　

道を進めば以前はスタンドであった施設をよく見かけます。　全て電気自動車でない我が国ではトータルの需要が少なくなってもガソリンはいまだに必需品なのです。　ですから苦しくなった石油元売りを助けるために色々な策（＝悪だくみ）を政権は考えているのだと思います。　そうでなければ先のトンデモナイ補助が発生するはずもありません。　これからの論戦でそこら辺の本質が明らかになってくれることを望みます。　

有明海苔の有明育ちWebショップhttps://www.horyou.jp/