数は力

野口です。　

「政治は数であり、数は力、力は金だ」今でも人気のある故田中角栄氏の言葉です。　私はこの場を借りて申し上げますが、全く評価していません。　それ以前からあった利益誘導を大手を振って実行し、金と政治の結びつきを隠そうともしなかった卑劣漢です。　

この狂った考えが冒頭の言葉に結び付きます。　確かに国の運営は“数”だと言うことははっきりしています。　どの様な法案も数で押し切ることが出来ますし、同じく数で否決することもできます。　昨今の政権運営はそれを見ていて気持ちが悪くなるほどです。　

確かに選挙民によって選出されたことは間違っていませんが、その選挙民が正しい選択をしたかが今問われています。　本来の倫理観が機能していたら選ばれるはずの無い輩がゴロゴロいます。　それは地元の選挙民が深く知らなかったのか利害関係者が多かったのかは定かではありませんが、公になってきた事情から“次は無いぞ”と思われる連中が蔓延っています。　

国民の大多数が「誠意が感じられない」や「今でも抜け道を用意している」「変わる気が全くない」と感じている法案を数の力で無理やり通しているのです。　本当に考えて投票という行動を行わなければなりません。　私たちの無関心が引き起こしたとは言え国富の劣化が激しすぎます。　

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