橋の下 | 有明育ちブログ

橋の下

野口です。 

 

現代ではそのような使い方も否定されるようになりましたが、昔はよく使われていました。 「あなたは橋の下で拾われた子」です。 

 

どうして“橋の下”になのかよく分かりませんが、とにかくそのように使われていました。 そして、私もかつて母からよくその様に揶揄われていたものです。 弟は風貌が父そっくりでした。 私と言うと少しだけ母寄りと言われもしましたが、それほどでもありません。 

 

それなりに大切に扱われてはいましたが、私が何かやらかしてしまったときにはよくその橋の下が出てきたものです。 子供心にショックでした。 確かに弟は生まれた時点でその存在が明らかでしたが、自分自身のそれをさすがに知るには幼すぎます。 ですから母の揶揄いに「そうなのかも…」と思ったりもしました。 

 

そして私が深刻そうな顔をすると、これまた母が怒るのです。 「そんな訳ないでしょう!」と。 いったいどっちなんだと思ったり勝手に言って勝手にキレる母にうんざりしながらなんとか育ち今日に至ります。 今度なぜ慣用句の様に「橋の下」が使われていたかを調べてみようと思います。 これからもよろしくお願いします。 

 

 

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