第三回環境保全学生連帯会議 | 環学連通信

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各地の生物多様性に関心のある若者が中心となり環境保全学生連帯会議が発足しました。
日本中の水辺の再生を目指し日々活動中!




H29年8月10日
愛知県名古屋市、稲永ビジターセンターさんの会議室をお借りし、第三回環境保全学生連帯会議を行いました。

今回は
福岡県、長野県、千葉県、神奈川県、三重県、愛知県
と様々な地域から参加者が集まりました。

参加者は前半の活動報告会、後半の意見交換会を通し、知識や考えを共有すべく、熱くそして内容の濃い議論を交わしました。

それでは実際にどのような会議だったのか書いていきます。




前半の部〜活動報告会〜

・有明海支部
〜 環学連について〜
・江戸川支部
〜水路での大量死について〜
・愛知県支部
〜生態系サービスを持続的に利用するため に〜
・名城大学野生動物生態研究会
〜研究内容発表〜
・植物に強い方からのお話


どの発表も分かりやすく、説得力のある発表だったと感じました。

実際に活動して見えたものを伝え、それを直接聞く

参加者の方々にとって、今後の活動の参考になるなどいい刺激になったとのではないかと思います。


続いて
午後の部〜意見交換会〜


『人々への生態系保全の上手な普及』

一般人に生態系保全を普及させる、興味を持ってもらうためにはどうするのが効果的なのかを話し合いました。

まず、対象者を明白にする。相手が子供なのか、大人なのかといったことですが、年代によって興味を惹かれる内容は異なってきます。
対象者の特性に合った内容でアプローチすることは大事なことです。

また、日本人の特性にも注目するべきだという意見もありました。
例えば、放流問題には
生き物に優しくすることが良いことである、といった考え方を持っている、日本人の特徴が一因にあると思われます。

他には、ウナギの絶滅危惧やヒアリ騒動などがニュースになり大きな反響を見せました。
より現実味がある話に興味をもつ
ということもまた特徴だと考えられます。

つまり我々ができることとして
相手の特性を把握し、それを考慮した上で、環境問題を語るときにはより身近且つ意識し易い内容へ近づけられるよう工夫することも、環境保全活動をより広めるにあたって効果的なのではないか
というものになりました。



更にここからは、新メンバーも増えたということで、これからの環学連の活動方針を改めて話し合いました。

学生の特権を活かした活動を展開する。例えば横の繋がりを利用し、教師を目指す学生に環境教育を経験してもらうなど、内部からも攻める。
また、学校と学校を学生で繋ぎ、より広範囲に及ぶ普及を目指す
といった内容で一致しました。

大学で言う学科による視点の違いなど、様々なジャンルの学生を交え議論することで、より深い内容へと掘り下げることが可能であると考えます。

環境へ直接働きかける活動
横の繋がりを利用した内部から攻める活動

これらを両立させることもまた環境保全活動には重要だと考えます。

大学など我々の置かれている環境によって得意とする活動は違います。各々が得意とする活動を進めることで環学連全体が、環境保全活動の質が向上するのは間違いないでしょう。

今回の会議を経て、環学連の強み、
これからの具体的方針など
改めて考える素晴らしい機会になりました。
また、新たなメンバーも加入しました。

これからも環境保全学生連合は更なる活動に向け、日々精進してまいります。


最後になりますが
お忙しい中遠方から参加してくださった参加者の方々
快く会議場を提供してくださった稲永ビジターセンター様には改めて感謝申し上げます。

ありがとうございました。


愛知県支部