
3月25日、第2回環境保全学生連帯会議を開催しました。



・有明海塾
有明海保全活動への“やながわ有明海水族館”の活用
・名城大学附属高校
庄内川河川調査と清掃活動
・岱志高校
荒尾干潟の研究報告
・筑後川まるごと博物館
ちくご川こども学芸員活動
・一般学生(第2回ボルネオスタディツアー参加者)
持続可能なパーム油の利用
・環学連江戸川支部
利根運河の魚大量死について
タイと日本の環境問題の比較(近日公開)
各団体の報告内容です。会場は筑後川防災施設くるめウスをお借りしました。

後半は、積極的行動を目指した意見交換会を行いました。

持続可能な開発目標(SDGs)
環学連江戸川支部員のタイと日本の環境問題の比較やボルネオスタディツアー参加者の報告等の参加者の実体験や、“持続可能な開発目標(SDGs)”や生物多様性国家戦略などの環境を取り巻く規則や目標などを幅広い視野を共有し、名城大学附属高校の庄内川清掃活動や有明海塾や筑後川まるごと博物館の筑後川流域での活動のような地域への活動に落とし込んでいく“グローカル”な内容となりました。

環学連の強みはここにあります。色々な分野の専門的な知識をもった学生らが主体的に討論し、多くの目線から実際の問題に切り込んでいきます。また意見交換会だけでなく、実際の活動にも参加することで、これまで欠けていた“人材”の確保を目指しています。各地の環境問題に取り組む若者や学生が、他の場所で活動する仲間と共に取組むことで活動を補完し、新たなアクションを試みます。
また参加した学生は体験を通じ得た経験や知識を地元の活動に活かしていくことを目指しています。
要約すれば“環境問題に取り組む若者のトレード体制の構築”を目指した試みなのです。

そして、それらの意見交換や提案を含め環学連の目指す「一年間で実現する目標」を定めました。この目標は漠然としたものではなく、明確で決して不可能ではない目標であることを前提としました。
環学連江戸川支部
・関東の学生らを集めた勉強会や意見交換会等を開催する。
・用水路で起こった水棲生物大量死の原因究明
環学連庄内川支部
・庄内川の生物図鑑の作成
・生物調査の強化
・シンポジウムの開催
環学連有明海支部
・筑後川下流域河床の復元(アリアケヒメシラウオ産卵地の再生)に向けた取り組み
・耕作放棄地を利用した湿地作成
・有明海の絶滅の危機にある生物の図鑑を作成
また共通の課題として活動の知名度の向上や、体験学習の必要性も強調されました。
これらの努力目標を、各方面で年間を通して取り組んでいきます。今回共有された知識や新たな人脈を活かし、更なる活動に向け日々前進していきたいと考えます。