こんにちは。
株式会社Aria(アリア)でございます。
ここ数年で「街のドラッグストアがスーパー化している!?」と感じたことはありませんか?
家の近所にあるドラッグストアに行く度に薬品以外の販売商品が増えてきているなと思っていましたが、最近では生鮮食品も充実しているため、スーパーと遜色ないような陳列棚になっています。
ではなぜ、こんなにも生鮮食品を取り扱うドラッグストアが増えてきているのでしょうか。
ドラッグストアといえば、一般的には医療用の医薬品、一般医薬品、化粧品などが販売商品の中心であるはずです。
生鮮食品は購買頻度が高いと聞いたことがあり、その点で集客の見込める商品を置くというのは一理あると思います。
しかしさらに調べてみると、処方の長期化で医療用医薬品が、さらに今のコロナ禍の状況でのマスク着用により化粧品の売上が減少しているというデータがありました。
このデータを基に考えてみると、以前は調剤の医療用医薬品と化粧品はドラッグストアにとって象徴のような商品で、当然、収益の柱となっていたはずですが、この処方日数の長期化、化粧品販売の減少などを受けて、ドラッグストアも他の業界と同じく、「収益構造の転換を迫られた」のかもしれません。
今となっては多くのドラッグストアが生鮮食品を販売するのが当たり前のように見られますが、販売している店舗が少なかった当時は、薬局で薬と一緒に生鮮食品を販売していることや、買うことに抵抗感を持っていた消費者の方も多くいたそうです。
確かに当時の私もそう思いました。
しかしここまで多くのドラッグストアが生鮮食品を販売している今の時代では、「逆にドラッグストアでまとめて生鮮食品も買えて便利」という声が大多数あります。
流行や価値観が一瞬にして変わるのを目の当たりにすると、人間の心理の変化は本当に不思議なものだなと思いました。
今となっては当たり前のように生鮮食品を販売しているドラッグストアですが、当初は先行して食品を販売する会社と販売しない会社に分かれていました。
結論から言うと、現在業績を伸ばしているのは先行して販売していたドラッグストアチェーンだそうです。
北陸を地盤としている某ドラッグストアチェーンは、売上高の6割が食品であり、21年6月期上半期(20年7~12月)の業績は売上高が前年同期比22.7%増の691億円、営業利益が同2.88倍の32億円とものすごい勢いで伸びています。
この某ドラッグストアチェーンは、自前の生鮮食品の加工施設を設置し、そこで加工された食品を店頭で販売しており、ここまで来るとほとんどスーパーと変わりないと言っても過言ではないでしょう。
この某ドラッグストアチェーンの取り組みを見て、急ごしらえで生鮮食品を拡充させているドラッグストアチェーンも多くあるようです。
しかしそのほとんどが食品加工などを別の業者に委託しているため、某ドラッグストアチェーンの取り組みとは似て非なるものであると言えます。
少なくとも、某ドラッグストアチェーンの取り組みは他社との差別化が明確に図れていると共に、そう簡単に真似できるものではありません。
この事例を見ると、以前はスーパーマーケットはスーパーマーケット同士で競争し、コンビニはコンビニ同士で競争をするという構図でしたが、ここに異業種であるドラッグストアが参入することで、以前と少し違うカタチの競争になっていると感じます。
日本チェーンドラッグストア協会は今後のドラッグストア業界において、「今まで以上に食品スーパーの食料品やホームセンター生活関連品を取り込むようになる」と予測しています。
スーパーはスーパーの良さ、ドラッグストアにはドラッグストアの良さがあり、スーパーは生鮮食品の種類が豊富でドラッグストアは生活必需品をまとめて安く買えるなど、お互いにメリットデメリットがあると思いますが、それを最終的に判断するのは消費者の方です。
いずれにしても消費者の立場からすると便利でお得なサービスが受けられるのはとても良いことですが、日本の人口が減少していることから考えると、どこかの市場が割を食う結果にもなるという側面があると思います。
我々一般消費者は、便利さや豊かさの背景で、その商品やサービスを巡って様々な企業がしのぎを削り合い、知恵やアイデアを出し合い、日夜奮闘していることを忘れてはならないと思います。
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