こんにちは。
株式会社Aria(アリア)でございます。
前回は渋沢栄一の生い立ちから成年に至るまでの歩みと、生前の主な功績について紹介しました。
功績もさることながら近年再評価されているのは、渋沢が生前信条としていた「道徳経済合一説(どうとくけいざいごういつせつ)」という考え方です。
道徳とはつまり「公益を追求すること」「自分より他者・社会を尊重すること」であり、経済とはずばり「利益を生み続ける」ことです。
簡単にいうと「道徳と経済を両立させる」ということで、この両者はともに進むべきもの、ともに重視すべきものであり、どちらかが欠けてはいけないという考え方です。
渋沢栄一にとって、「道徳と経済はあくまで並行すべきもの、イコールで結ばれるべき関係性」で、どちらかが先になる、どちらかが優先されるものではないということを念頭に数々の事業を起こしたそうです。
この考え方は渋沢が関わった事業やその設立方法にも表れています。
最初の起業となった第一国立銀行(現・みずほ銀行)は、「世の中に生まれる様々な企業の資金調達をするための銀行」という位置付けでした。
一見すると普遍的な考え方のように思えますが、渋沢が実業家として活躍した時代は三井・三菱・住友などの財閥が飛躍的な成長を遂げた時期でした。
当時の財閥も銀行の設立に力を入れていますが、財閥系の銀行の多くは、「あくまで財閥の中で、内部への資金調達をするための銀行」という位置付けでした。
渋沢の場合、内々での資金繰りを良くする為ではなく、世の中の資金を循環し、産業を興して国を豊かにするために銀行を作ったのです。
そして設立した会社にインフラ事業者が多いのもこの考え方を表していると言えます。
当時財閥系の会社が重工業に力を入れていたのに対し、渋沢は日本鉄道(現:JR東日本)や東京瓦斯会社(現:東京ガス)などのインフラ事業者の設立に尽力しました。
これら企業の設立の背景は、「国民の生活を豊かにする」という公益を追求する考えによるものであり、その考えの下でこれらの事業を利益化していきました。
また、渋沢は株式会社制度に強いこだわりを持っており、会社を設立する際は身内や特定の人物のみで資金を集めるのではなく、広く社会からさまざまな資本を集めることに努めました。
これは事業で生みだした利益を自分たちの「私利」にするのではなく、なるべく多くの人に還元したいという意図があったそうです。
こうした事業活動を通じて国内インフラは急速に普及・発展したわけですが、渋沢の興した事業の多くは、国民の生活を左右する部分に数多く貢献したといえます。
いかがでしょうか。
利益だけでなく公益も追い求める渋沢の考え方は、今世界中から注目を浴びています。
特にアメリカと並ぶ経済大国となった中国は、「国家資本主義」体制の下で近年著しい成長を遂げましたが、それに伴い貧富の格差拡大、官民癒着、大気汚染等による公害など、様々な問題を抱えるようになりました。
国全体に大きな歪みが生じている中で、国内の政治家や企業家、研究者達が、経済と道徳を両立させる必要性を認識し始めているそうです。
経済成長が右肩上がりの状況下では見落としがちですが、歴史を紐解いていくと、道徳に沿った経済活動を行ってきた企業は長く継続しているように感じます。
弊社はまだ創業間もない会社ではありますが、ゆくゆくは「公益」と「利益」を両軸で追求しながら社会に広く貢献できるような会社にしていきたいと考えています。
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