【土方歳三】
【もう刀や槍の時代じゃねぇってことだ】
そう…この言葉を信じたくないのは新撰組が一番聞きたくないはず
新撰組副長土方歳三。
信念のために命をかける…
それが新撰組であり…土方さんの考えだった
土方さんはいつも冷静で頭の固い強い人だと…
だけ本当は冷静だけど仲間や近藤さんのためならば
いつも声を
あげて怒って
たまに弱音もはいて
本当はやさしい人。
たまに自分を見失いそうなときは…
【見失っちまったものってのはてめえでもう一度見つけんきゃどうしようもねえよな。】
と口癖のように言う…
こんな土方さんに恋をして愛された
永遠にいっしょ…そのはずだった
だけど仲間が土方さんのために死んでしまった…
羅刹になり土方さんが我を見失ったときに…
【近藤さんに新選組を託されたんだ。戦いを放り出すわけにはいかねぇよ】
土方さんは必死に新撰組を守ろうとした…
だけど近藤さんは…
もういいんだ…といった
沖田さんの怒りの顔が頭に浮かんだ
きっと荒れ狂うだろう…
だけど一番許せないのはきっとみんな自分自身…
守れなかった…から
それが土方さんの背中から…痛いほど
つたわってきた…
【近藤さんは俺達が逃げる隙を作るために、自分から殺されに行く道を選んだんだ…】
こうして土方さんは背を向けた…
この時土方さんの背中がこの先見れなくなることをまだあたしは
気が付きもしなかったのだ…
ＢＹ。Ａria
先が気になるように作ってみました…
誰かが読んでいてくれたらの話だけど…