こんにちは、下町の行政書士内田です。
今年の夏はとにかく暑いですね。
私の知人でも軽い熱中症に罹った方もいますので、皆様も無理をなさらないように。
病院に運び込まれるよりも、エアコンの電気代の方が遙かに安いです。
さて、今日の話題は少々遅いですが、日産自動車の検査不正のお話。
燃費の改ざん問題や、無資格者の検査など不祥事をここにきて連発しています。
自動車というものは日常において最も危険度の高い「機械」です。
事故やトラブルで大きな身の危険や、経済上の危機に陥るケースが多々あります。
そんなことですから、ユーザーとしては「安心感」を重視するのは自明の理でしょう。
しかし、このような不祥事が多く起こってはやはりユーザーとしては不安になります。
この不正が自動車の安全面において大きな危険がないとしても、「ここはまた不祥事を起こしているから、ここの車は信用できない」と思ってしまうのが消費者心理なのです。
メーカーは先日記者会見を開き、HPなどでもお詫びをしておりますが、メーカーの仕事はここまでです。
あとやることは再発の防止策を練るくらいでしょう。
ユーザーに直接謝罪し、信頼を取り戻すために奔走するのはディーラーになってしまうのです。
彼らはメーカーでの不正なんぞ知らないですから、販売責任をユーザーから問われても謝罪するしか方法がないのです。
元ディーラーマンの私から言わせてもらうと、メーカーの対応はこれでいいのかということです。
ディーラーのほとんどは、メーカーから車を仕入れて販売する仕組みになっており、約束した仕入れ台数を販売できると報奨金がもらえるという形になっているようです。
値引き合戦をしても赤字にならないのは、この報奨金が大きいからだと言われています。
つまり、ディーラーはメーカーの作った不祥事のせいで売り上げが落ちても、在庫を抱え続けなければならないということ。
また、最近のディーラーの経営陣はメーカーからの出向者が多く、メーカー側に物申せる人物が減っており、直接ユーザーと向き合う現場の悲鳴がなかなか届きません。
信頼が落ちれば売り上げは落ちますから、営業マンやフロントマンなどは現在かなり苦しんでいることでしょう。
自動車産業はこの国を支える重要な産業ではあります。
しかし、いくら作っても売れなければ意味がありません。
メーカーはディーラーに対して、「売ってもらっている」という気持ちをもっと持ち、作る側の責任を強く持ってもらいたいと思います。
そうでなければ、自動車産業はさらに傾くでしょう。
そうなってほしくはありません。
ではまた次回に。
メーカーの責任者は各ディーラーへお詫びや労いの行脚くらいしても罰は当たらんと思います。
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