私は子どもの頃から「なんで女の子ってかたまってでしか何もできないの?!一人じゃ何もできないくせに!」とかいうように、「女って」という言葉をよく使ってきました。
ときどき、「自分も女なのになんで女を敵視するんだろう?」って分からないんだけど女だということを受け入れようとするとなんか反発心が湧いてきて心が苦しくてもがいている時もありました。
保育園では他の女の子の輪の中にいると辛くてつまらなかったです。共感ばっかり、終わりがない話…
後に、私が20代半ばに発達障害だということがわかって、心が軽くなりました。開放された気がした。
それでも変わらないのは「女って」という言葉を使う頻度が変わりませんでした。
本当の私が発達障害だとわかって「これでもう悩むことはなくなるんだ、自分を出してもいいんだ、無理して周りと合わせなくてもいいんだ」と思ったんだけど、なんか違う部分がフツフツと飛び出そうとしているのに気が付きました。
どうして大人になっても「女(純女)を見ているとイライラするんだろう?」ってまた悩みが止まらなくなりました。
ひどいと心がその事で支配されてきてうつ病気味になるほど答えがわかりませんでした。
なにがきっかけだったのかわからないけど、ちょうどその頃「性同一性障害」という言葉を知りましたが、私は「男にはなってみたいけど女を捨てたくはない」という答えにたどり着き、私は完全に心が男ではないので、
女子的生活に出てきた「性別違和」という言葉がしっくりきて、「そうか!私はこれだ!」と思いました。
私が自分の内面で悩んでいる頃、お友達に女装子さんが増えてきて、彼女らの生活や努力をブログで読んできて、「悩んだり苦労したり、気づいたきっかけ」が様々であること、もやもやが何かのきっかけで吹っ切れてきたこと、トランスし始めたのはいろんな年齢があること。など
私が探してきた答えが、彼女たちと出会うことによって広がっていきました。
いろんな生活スタイルの人たちを知ることで、私の「女って」というセリフが減ってきました。
私は長年、「女で生まれたからには性に沿って生きて、道を外れてはいけない」とどこか昭和チックな意識があって、それが自由に振る舞う純女さんたちが羨ましかったんだと思います。
「自分だけがもがき苦しんでるんだから、あんたたちも苦しめばいい」と思ってたんだと。なんで私だけって気持ちです。
それから、小学校で女の子は「わたし」男の子は「ぼく」と習いますよね。
そんな授業のときも、「自分はどっちなんだろう?自分はって言い方はだめなのかな?」と思って、「自分はって言い方はだめなんですか?」と質問した記憶があります。そしたら「私って言いなさい」と先生に言われて自分の存在を否定されたようで深く傷つきましたね。自分のことを話そうとするたびに一人称でつまづいてしまって、ごまかしで「(わ、だけ小さくして)ゎたしは」って言うようになりました。
小学校で六年も「ゎたしは」って言ってたもんだから、習慣になっちゃって、「自分は」とか「僕は」とか「俺は」って、一人のときにスピーチしてみたけどなーんかしっくり来なくて気持ち悪くなっていましたね。「ま、無理して変えなくてもいいや」と「わたし」のままにしてあります。見た目に合うようにしておくほうが都合がいいと思って。
私は自認証が女性の期間が短いです。年に数カ月。三ヶ月ごとに男と女を行ったり来たりしている感じです。
女のときには自分の身だしなみやメイクチェック、髪型で遊んだり降ろしたり、洋服も華やかな色を好みます。ハイヒールも履きますし、ネイルもします。ウィンドウショッピングをする感覚も多いです。おしゃれが好きな女性で過ごすことが多いです。
さらに、純男さんに恋愛対象を抱きます。
男のときには長い髪は後ろで引っ詰めてコンパクトに、服もグレーや紺色、花がらは好まなくなります。服が女性者しかないので、好む服装は無地のTシャツにジーパンって感じで、メイクもしなくなるか薄い…自分から色味が無くなります。
恋愛対象は純女さんと女装子さんと純男さん、色々ありです。
実は女装子さんのなかで数人一目惚れをしたことがあります。一目惚れをすると男性のときには単純になるのでプレゼント攻撃が始まってしまいます(汗)女の子が喜びそうなものは何だろう?って考えちゃいますね。
さらにさらに、すっごくタイプな女性や男性がいたらナンパしていることもあります。声掛けの衝動が止まらなくて(笑)男友達に「ちょっとお姉さんなにナンパしてるんですか(笑)」って突っ込まれたこともあります(笑)
男性でいるときのほうがナンパ率は高くなっています。過剰な自信が何処からと湧いてくるんでしょうね(汗)自分でもわかりません。
一目惚れした純女さんが、知り合ってすぐに結婚してしまったことがあって、私はとても心が痛くなりました。ひきこもっちゃうくらいに。ということがありました。彼女には気持ちは言えませんでした。
女性のときには仕草もなるべく頑張って脚を閉じて座る努力をするのですが、男性に傾いてくるとパンツスタイルが増えることもあってだんだんと脚が開いていきます(笑)
気分転換で自分の彼女にスカートを履いてもらう感じでスカートを履くとパカーっと開いてることがあって慌ててしまう失敗もあります。
私は戸籍の性別を男性にしたいなと思ったけど、色々なリスクがあるし、自分の子供(実子)がほしかったので、工事もせずなにもしない事にしました。「若くて健康な体がなくなるかもしれないから、年を取ってからやっても遅くない」と思って。
体も外見も変えずに良かったことは、おしゃれの幅が広いこと。女性のスタイルを活かした服装もできるし、隠すことだってできる。なにより私にはやっぱりハイヒールやお化粧が大事だから。
でもそれは、「女らしいね」と言われるためにやってるんじゃなくて、「僕の理想の彼女できせかえ人形をしている」感覚に近いのかなー。
女性のことは好きになるけど、「気持ち悪い!」と言われないかと言う恐怖が大きくて告白すら出来たことがありません。勇気をだしてに言ってみたこともあったけど…「ありがとう!わたしもすきー(笑)」って冗談で終わってしまって「こりゃだめだ」と。
女の子って仲良しだと手を繋いでくる子もいるのですが、私は女の子と一緒にいるだけで心臓バクバクで緊張しちゃうのに、手なんか繋がれてしまったら恥ずかしくて顔も見られませんし、声がうわずってしまいます…女の子は好きだけどど接したらいいのかパニック!
精神的に良くなかったので、片思いで終わらせます。
よって、交際する人は純男さんばかりになります。男性と話していると安心できるしさらけ出せるんですよね。
元男性で女性になった方でも少なからず脳の癖は男性の部分があるので、理論だてて会話される方が多い印象です。
もう、がっつり女の子!って感じの会話は混乱するし「で?!はやく結果を!」ってなってしまうので、合わない人のほうが多いですね、あと好きになる割にはいじめられた経験がありすぎて苦手なんです。
私の心の性別で話し方や仕草も少し変化するみたいですので、交際していると不具合も出てくるわけです。今の恋人に「支離滅裂」ってよく言われますね。男性と女性が入り混じってグチャグチャの絡んだ糸みたいな精神状態(性別のポジション)だと尚更なるみたいです…あとまぁ、忘れやすいところも加わって…
男性と女性の違いは言動くらいなのですが、私のベースは発達障害なので、それが大きいかな。
男、女、結局はどっちでもいいし、どっちも私だし、発達障害の特性は変なもんばっかだとわかってるので、全部出しちゃってます。
隠すほど不自然になって人間不信になっていきますから。
ただ、いつまででも気持ち悪いと思う言葉が「女らしい」って言葉を自分に言われたとき。コメントだろうと言われれば「え!何この人気持ち悪いこと言わないで!」って怒りが湧いてくるの。「あなたは完全に女なんだから女らしくいなきゃだめ」って決めつけられた気持ちになる。
私は被害妄想がひどいのですが、性別に関する話題が昔から嫌なんです。綺麗な女性が目の前に入れば上から下まで見ちゃう変態お兄さんだし、「好きな俳優は?好きな男性のタイプは?」っていう「女だから男が好きなんでしょ?」みたいな話題も気持ち悪いです。
全員じゃないけど、女性の恋の話でキャーキャー盛り上がってる様子は私は嫌いです。なんか子供っぽくて気持ち悪く感じる。無理して受け入れないけど。
本音を言えない女の世界は嫌です。女って怖いです。顔で笑って心で起こってるのとか理解できない。
女性に対してトラウマがありすぎて苦手なんです。
そういう仲間の一部である自分の女性性が受け入れられない。
だけど、私は私なので、完全に女でなくても構わないと思っています。
性別違和が無い人は、性別で悩んだりしないのかなぁ?という疑問もありますね。
私は女の道を選んだ今でも
男性の体が羨ましかったりしたときもありましたよ。邪魔なものとかね。
うまく調節していけばいいかな…
人間って難しい。
おわり