不定期で更新している「上巳の桜」ですが、現在、「秋の季節の部分」を書いています。
ここが終わると、一応、春夏秋冬そろうことになります。
…ということで、今回は「秋の部分」をちょっとだけご紹介^^
こういう感じなんですよ^^
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月曜日、登校したらてての言葉どおり「儒学のテスト、再来週の月曜にやります」と担任が告知した。
テキストは案の定『大学』だったのでホッとする。
帰りのホームルームが終わるとLINEが来た。
『試験勉強はどうすんの?』
どうすんの?って…
すぐ返事する。
『俺は初めて受けるし、ちゃんと勉強したいな』
『ちゃんと?』
『うん。俺、大学大好きだし(笑)』
『え、ほんとに!?お前江戸時代から来たのかよ~(笑)よしわかった』
よしわかったって何が?(笑)
ホテルの部屋に着くと、例の本棚からてては何冊か引き抜いて俺に渡してきた。
「はい、大学。こっちの2冊は戦前まで読まれていた解説書みたいなのだから、読んどきな」
ててはそのまま手をひらりと振って背中を向けたので、慌てて声をかける。
「てては?やんないの?」
すると背中がピクリと揺れ、くるっとこっちを振り向いた。
「俺ぇ?」
なんでそんなに驚いた顔して声出すんだよ。
だってててだって試験受けるんだろ?
数秒俺をまじまじと見て、「ふっ」と笑った。
「俺はいいの。覚えてるから(笑)」
あ…そうか。そうだよな。
ふーん、いいよなぁ自分だけ余裕でさ。
「じゃあ、べつにここに来る必要ないじゃん」
思わず本音が出たとたん、おでこを指で軽く突っつかれた。
「初めて受けるって知ってるのに、その誰かを手伝ってあげるのは必要ないの?」
顔を覗き込まれてどぎまぎする。なんでこの人こんなに綺麗な顔してんの、ほんとーに。
こんな至近距離で見られるとか、俺の人生どうなってんの?(笑)
「あ…いや、必要必要!必要です!!」
必死に言う俺に、てては満足そうに笑うと
「大学好きだって言ってたから、最初から手取り足取り、はしないでおこうかな。
まずは素読で間違えないようになるのが大事だから、やってみて。
俺はちょっとベッドで横になってるから、何かあったら呼ぶか来てくれれば行くから」
俺の右頬を軽く左手で撫でると行ってしまった。
ベッドで横になってるって、学校では平気な顔してたけど、本当はまだ痛いのかなぁ。
大丈夫かな。
ソファーとか椅子に座ってうたた寝とかじゃないから、本当に眠いのかもしんないけど…。
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ということで秋は目下、2人でお勉強してるシーンが出てきます。
もちろん、真面目に勉強しかしないわけがなく、脱線しまくりです!
どっちもどっち、2人ともなにやってんのもう~!みたいな(笑)