※単なる感想記事ですが、書きたかったことを書き忘れてたのでちょっと追記しました。いち早く読んでくださった方は是非もう一度♪追加部分は緑文字。
1970年代(文革時代後半)の普通の人々の生活や価値観の変化が垣間見られる恋愛ドラマ『纯真年代的爱情』を見ました(中国語字幕)。陈飞宇(Chen Feiyu)・ 孙千(Sun Qien)主演。
若い二人がどちらも根っからの善人で、まっすぐなところが好ましく、他人に蹴落とされたり陥れられることはあっても、二人の間で妙な駆け引きや疑いはなく、棘棘ドラマを見た後の清涼剤にぴったりでした。
↓ かわいい二人&方穆杨(陈飞宇)の姉夫婦、费霓(孙千)の両親、意地悪な同僚。
時代の荒波にもまれつつも、正義感とブレない強さを持ち、降りかかる困難を乗り越えて、ずっと好きだった费霓を射止めた主人公♪
大学に進学し、作家になる夢を持つ、貧しくも善良な女の子・费霓。
工場の大学進学推薦枠を巡る攻防がすごい💦よい子なだけでは勝ち抜けない足の引っ張り合いにも負けず努力を続ける健気さが眩しい。
费霓の兄・费霆を演じたのは石云鹏。とにかく家族思い・妹思いのお兄ちゃんで、愚直すぎてちょっと足りないのかというくらいまっすぐ。じわじわとその良さを感じさせるキャラをまたも好演してくれました✨(石云鹏といえば、私にとっては『欢乐颂』で刘涛が演じるアンディの自閉症弟・小明、そして、『海上牧雲記』の寒江(窦骁/ショーン・ドゥ)の少年時代役があまりにも鮮烈だった子役出身俳優。それらに比べたら今回の役は普通だけど、やっぱり味わい深い。)
意外とよかったのが、この、方穆杨(陈飞宇)の姉夫婦。ちょっといい感じの出会いに始まり・・・でも、彼女は、彼の亡くなった元カノとそっくりなために身代わりにされてた!という最悪の受け入れがたい設定から、いろいろな出来事を経てお互いを心から想いあう仲に発展。
どっかで見たことある女子だなぁと思ったら、郭晓婷。『宮廷女官 若曦』で十三皇子と仲良くなってたモンゴル王女だった人でした。
実際上、なかなかこの設定(亡くなった元カノのそっくりさんスタート)から本物の愛に発展するのは難しそうだけど、わりと説得力ある流れで二人の演技も好印象。
純愛感あふれる二人の思い出名場面もいっぱい公式weiboに出てたので1つだけ貼っておきます。
自分でもちょっと変わってるかなと思うけど、この時代を垣間見るのがわりと好きなので、このドラマも見てよかったです。タイトルのとおり、恋愛や結婚が軸になってるけど、人生・生活・日常や価値観の変化、その中で奮闘する人々が描かれてて、緩急(シリアス&コミカル)織り交ぜてのバランスもよく、「恋愛脳」なアイドルドラマではない。
みんな芸達者で見ごたえもあり、その時代の偏った思想やそれに振り回される人々、上げ足を取ったり人を陥れてでも偏った価値観の世界で生き残りをかける人々が描かれていて「こんなドラマ作っていいのか~」という興味にも応えてくれます。このドラマは文革時代の終わりの方で、終盤にはまた体制が変化して全体が希望的な雰囲気に。こういう感じならいいのかな?とか考えてしまう。
時代の変化で大学入試も復活し、二人はめでたく自分の力で大学へ。
試験に向かう费霓の応援に駆け付けた恩師が、费霓にかけた言葉がなんと!
「此心光明 亦复何言」:わが心光明なり、また何をか言わん
明の時代の儒学者、思想家で高級官僚だった王陽明の最期の言葉で、2024年のダンルン誕生日の「秘密の合言葉」・ダンルンからのメッセージにもなった言葉です!
↓ちょうど先日、私も引用してた、あの言葉。実際に、こんな風に使われるんだ!と、なんか感動しちゃいました。。。
↓こちらの過去記事の下の方で原典や言葉の説明をしています。今回のドラマでの言葉かけは、この記事で色文字を使って書いている説明部分(写真の文章の訳)のような意味なんだろうと思います。
やるべきことは全てやった、経験すべきことは全て経験した。だから何も恐れることはない。人事を尽くして天命を待つ、のような。
この言葉の意味をより深く感じることができた気がします。
必死の取り合いで手に入れる家も一部屋だけの寮の部屋みたいなものだったり、仕事の枠も大学の推薦枠も椅子取りゲーム状態のがんじがらめに見える社会でも、こんなに温かく幸せな気持ちを感じることもできる・・・めちゃくちゃひん曲がった人たちもいたけど・・・と、なんだか希望を感じさせてくれるドラマでした。










