4月後半に『一念関山』で初めて見て、あれこれ(顔が薄すぎるとか振れ幅が大きいとか身勝手なぶつぶつ・・・)言いながらも1周目見終わるまでには魅力の秘密が気になってきた刘宇宁(リウ・ユーニン)。
すでに日本では『長歌行』というドラマで注目した人が多かったらしいけど、そのドラマの存在は知っていても、主演が吴磊・迪丽热巴・・・私の「見たいかもリスト」に入ることがなかったので、完全ノーマーク。
『一念関山』を見始めて、ビジュアルの振れ幅が大きいのに、なんだか気になるのはなぜだろうな~と考えてるうちに、気づいたのがまず声と歌。
なんかこの声聞いたことあるような~。これって主題歌、挿入歌の人か。
と思ったら、歌手だった。
その名も・・・摩登兄弟刘宇宁。え、モダンブラザーズ?・・・名前が・・・。
と、興味が行きつ戻りつ💦
そのうち気づきました。今まで知らない間に、いろんなドラマや映画でこの声の歌を聞いていたことを。
『夢華録』や『蒼蘭訣』なんかでちょっとズルい声で歌ってた人ね。
サブリミナル効果?ついに、この声がこの人とつながった。
ビジュアルは、まずスタイルがよく(百度百科では189㎝、70㎏とな)、ドラマでもかなり見栄えが良い。
お顔はメイクや演技で振れ幅が広いけど、すごくよく見えることもあって、役柄かなぁと思いつつも、初見よりも、声と見栄えでだんだん印象がUP。
これはちょっと面白い。なんでだか気になる。
と、ご本人のweiboなどをちょっと見てみたら、なんか腑に落ちた~。
⇒この人、自分の見せ方を完全に理解してる人だ。と。
お顔はやはり振れ幅が大きいけど、帽子被ったりメガネかけたり、マスクしてたり、犬を抱っこしてたり(愛犬・呆米ちゃん)と、どこかにアクセントつけてることが多い。
これは、本人が自らの顔の余白を分かったうえで工夫してるのでは。
ぬぬぬ、やるな。
そして、動画では、いきなりリラックスモードに座ったまま歌い出した『一念関山』のオープニングテーマ曲『奉上』が上手すぎる。メイクしながらでも歌い出したら最初から完璧な声量で歌えてるし。これは、相当音感がよく、相当歌い慣れている・・・。
さらにはしゃべりだすとまた別な雰囲気で、すごい早口だけど、めちゃくちゃ面白いし、喋りが上手い。かなり頭がよくて、かなり成熟してる人のよう。
これまた、たまたま本人がテンポよくこれまでのいきさつを話してる動画に出くわし、超納得。
お金がなくて歌も演技も全く専門的に勉強したことがなく、調理師学校の出身で、早くに社会に出て、調理師やったり、ウェイターやったり、いろんな仕事をしてはやめて、やっぱり歌いたくて、バンドを組んで、売れなくて、路上や酒場で歌って、オーディション受けては落ちて、また路上で歌ってライブ配信して・・・ようやく表舞台に出られるようになり、そして次々に自分を売り込んでいろんなOST(ジャンルも含めとにかくいろいろ)を歌い、声がかかったら俳優もやって、と、のし上がってきた人だった。ついでにデビュー前に結婚と離婚もしていて(人気が出て暴露された時の対応も素晴らしい)、過去の仕事も含めて人生の経験値が高い。ここ数年はむちゃくちゃ忙しそうだけど、それも現状を理解しつつやってるんだろうな、と思わせられる。
そんな忙しい中、今も歌とライブ配信は大切にしてるらしい。ずっと一緒に歩んで来てくれたファンとの交流でもあるもんね。
そのライブ配信も1回3時間くらいもあるらしく、すごい自然体でしゃべったり歌ったりしてくれるのだから、ファンもうれしいよね。
中国の推し活って、日本とは規模もルールもだいぶ違うのだけど、特筆すべき特徴としては「唯粉」(その人だけのファン)でないとダメ、というもの。掛け持ち禁止。
そのせいかどうか?俳優同士の仲の良さとかに関係なく、ファン同士の対立トラブルが問題になることも多いようなんだけど、そこへの注意もしっかりライブ配信でしてるみたいで、そういうのも面白い。
「僕が共演したり仲良くしてる俳優のファンと喧嘩したりしないで。それで連絡取り合えなくなった人もいるし、そうならなくても気まずいし、困るから。そんなことする人はファン辞めて。僕のファンを名乗らないで。」みたいなことを面白おかしく伝えてたり、アンチもいる前提で、そこへの対応や考えを軽快に話してたり。
こうやって話してくれたらファンもよい子にできるし、アンチも我が身を振り返るかも。
ほんと、なんか世慣れてて、賢いな。
↓Pomellateの代言人。オフィシャルメイクなシーンでもおしゃれメガネあり。
↓タレ目もつり目っぽくなる切れ長メイク。
↓眉毛やメイクでかなり印象は変わる。
↓ ご本人ライブ放送中の様子。
見せ方、心得てるねー。空白を埋めるグッズ遣いが上手すぎる。
↓『一念関山』、刘诗诗とのツーショット動画ヤバイ。
このスタイルはなに?少女漫画の夢の世界?
正統派イケメンではないけど、自分の見せ方を心得ているだけでなく、話も面白い人、刘宇宁。
まだまだいろんな一面を見せてくれそう。
私がたまたま最近知っただけで、もうファンの人もたくさんいると思うけど、『一念関山』が日本に上陸したら、新たにハマる人が続出する予感✨
【おまけ】
意外なことにAmazonPrimeのPrimeMusicには摩登兄弟刘宇宁の曲がいっぱい。いろんなOSTもあって楽しめる。
聴くときは、ちょっと音大きめがおススメ。わざと声を二重三重の層にしてくるところも味わえるから。
ズルい歌い方(と、うちの母が称している。)の夢華録の歌を貼っておきます。