ガラスの瓶に2瓶・10年物の梅酒がある。
5年前に、死んだ母がつくった梅酒だ。
気前よく、客人にふるまっていた。
あるとき、母とおなじくらいの婦人が。
大事にしなさいよ。 (T_T)
二度と手に入らない、おかーさんの遺作だよ。
って、言ってくれた。
さっそく、代わりをつくることにした。
ぼくに、嫁でもきたら、全部飲ますとして。
和歌山に、青梅を2kg注文。
氷砂糖を1kg注文。
梅酒用のビンも手に入れ。
亡くなる寸前に聞いたレシピどおりに、
ari_back家の梅酒をつくった。
10年後、1瓶のみ。
それまでに、もう一瓶は飲んじまう計画。
遺作。
おふくろ~~~~~~~~~~!
おやじ~~~~~~~~~~~~~~~!
by ari_back