55歳まで、父母の経営するアパートの一室に


独身でいそうろうし。


ご飯は、母がつくってくれて。


洗濯も、母がしてくれた。


掃除は、してくれなかったから。


部屋は彫金道具と、ゴミの山。



それでも、快適にパソコンライフにつかっていた。


僕が55歳で、母が老衰で死亡。


入院する1か月前まで、ご飯を僕につくってくれた。



今考えると、母は僕を育ててくれたけど。



功罪だ。


母がいなくなったら、なんにもできなくなった。



ご飯もつくれず、家計のやりくりもできず。


父母の生前を、みようみまねで。


5年後の今。



なんとか、生活ができるようになった。



若くして、独立すれば。


一人前の、社会人になれたろうが。



しかし、


団塊の世代の、意地の見せどころ。



なんとしても、もうひと花さかせて。


桜のように、ぱっとちりたい。


功罪。



なんとも、へんちきりんな気持である。



       by ari_back