伊豆の下田プリンスホテルに泊まった。。
母が、亡くなり。
3年後に、父が死んだ。
こんな小さな家でも。
兄弟で、相続の問題があった。
僕は、弁護士に相談する金も無い。
思案して。
正論を通すには、世論に訴えるしかない。
と、思った。
兄は、法学部出身で、弁護士の友人もいる。
僕は、パソコン一つ。
楽天に「応接間のかいぎ」というブログを
立ち上げた。
とうぜん、相続会議に対応してである。
兄たちは、びびったようである。
ぼくが「応接間のかいぎ」で、僕の人生の
大部分である、「闇の部分をおおやけ」にしたら。
「応接間のかいぎ」をたちあげて。
3ヶ月もすると、兄は書類を持ってきた。
わからん。
親友のご主人が、静岡で「税理士」をなさっているのを
思い出した。
何年ぶりかで、電話をした。
「ちょっと、相続の書類を見ていただきたいんだけど。」
静岡まで来れば、無料で見てくれるとのこと。
銀行から、有り金をおろし。
静岡にとんだ。
駅まで、ご夫婦で迎えにきてくださった。
僕はどうして良いかわからず。
57歳が、べそをかいていた。
ご主人が、車でいきつけのゴルフ場のレストランに
連れて行ってくださり。
ランチをご馳走してくださった。
一息ついた。
そして、事務所で「書類に目をとおしてくださった。」
すき放題書いていますが。
「ari_back さんが、生きているうちは
生家に住んで、アパート収入も保証されているので
これで、よしてしたほうがいいでしょう。」
地獄で仏であった。
同級生の女の子が、帰り際。
静岡みかんを20個ばかりくれた。
「これから、伊豆の下田のプリンスホテルに行って
人生の再出発をします。」と、ご夫婦に言った。
にこっと、笑った同級生は!
結婚だって、してみればいいのに。
50半ばだって、あと20年や30年は
一緒に暮らせますからね。
泣いた。
Ari_back 泣いた。
下田のプリンスホテルに投宿し。
夜の伊豆海岸を見下ろす、部屋から。
再起を誓った。
もつべきものは、真の友人。
(c ari_back