【知恵を使え!】
余は 天下を取ったが
その道のりは そう簡単ではなかった
しかし 知恵を使えば
面白いように コロコロと 車輪が回る
つまり 天下を取るために
何をせねばならぬか
どこから 始めればよいか
誰のことを 考えればよいか
そんなことを いつも 考えておった
感情に流されてはならぬ
冷静になって 相手がどのように 感じているか
それを想像するのじゃ
そして 自分が どちらの方向に 進みたいかを
はっきりとさせたら 物事がそちらに
動くようにするために 何をすれば良いかを
考えればよいのじゃ
ごり押しをしても 車輪は回らぬ
知恵を使うのじゃ
そうすれば 世の中は 面白いように
動いていく
勿論 その思いの根底には
民を思う心がなければ ならん
その心があれば あとは
やりようによって いかようにも
世の中を動かす事ができる
ところがその知恵が回らぬ者が
あまりにも多すぎる
何故それが分からぬのかと
不思議でならぬ
もう少し 知恵を使うたほうが
よかろう
結果 天下を取った者は
国・民のために 働かねばならぬ
そして皆が 幸せに暮らせる
政治を行わねばならぬ
そこで道を 誤った者は
いずれ 消えることになる
どこまでいっても そのことは 追いかけてくる
人間の欲とは 果てしのないものよ
どこまでも どこまでも
追い求め 終いには
自分が追いつめられてしまうことになる
この 道を誤る時というのは
えてして 気がつかぬものよ
一番 運気が良く
調子のいい時に
慢心 したがゆえに
そのような結果になったので
後から気づいても もう遅い
その事を 自分の一生を通じて
学んだように思う
後の世の者たちにも
そのことを 知らせたい
世が犯した 過ちを
繰り返すなと