1


一体それは誰だったんだろう、


その時の出来事は忘れている、


姿勢ピンと伸ばすと気分変わる、


それだけで引き締まって来る気持ち、


自然と真っ直ぐ成長して行く、


気がついたらいつの間にか大人に、



見つめている空中、すっと割り込む景色、


ちっぽけな飛行機は視界から消えて行った、


気まぐれなお天気は、いつかと同じ季節、


空っぽ頭ん中、白っぽい空模様、


2


多少他人と違う事していた、


ひねくれて迷惑ばかり掛けてた、


好きだって素直に言えない場面、


それぞれの分岐点、出会い別れ、


居なくなったら後悔ばかりして、


そっと大切にしまっておきたい、



出発した列車は、直ぐに引き返せない、


しばらく呆然と、すっかり置いてきぼり、


爽やかな風流れ、サラサラの髪なびく、


空っぽ頭ん中、白っぽい空模様、



そっか単純じゃない、正解は分からない、


嘘っぽい口振りで、逸らしてる本心を、


不意に重なる記憶、確かめてる様子を、


いっぱい素敵な事、捨て切れない思い出、