1
一体それは誰だったんだろう、
その時の出来事は忘れている、
姿勢ピンと伸ばすと気分変わる、
それだけで引き締まって来る気持ち、
自然と真っ直ぐ成長して行く、
気がついたらいつの間にか大人に、
*
見つめている空中、すっと割り込む景色、
ちっぽけな飛行機は視界から消えて行った、
気まぐれなお天気は、いつかと同じ季節、
空っぽ頭ん中、白っぽい空模様、
2
多少他人と違う事していた、
ひねくれて迷惑ばかり掛けてた、
好きだって素直に言えない場面、
それぞれの分岐点、出会い別れ、
居なくなったら後悔ばかりして、
そっと大切にしまっておきたい、
♪
出発した列車は、直ぐに引き返せない、
しばらく呆然と、すっかり置いてきぼり、
爽やかな風流れ、サラサラの髪なびく、
空っぽ頭ん中、白っぽい空模様、
☆
そっか単純じゃない、正解は分からない、
嘘っぽい口振りで、逸らしてる本心を、
不意に重なる記憶、確かめてる様子を、
いっぱい素敵な事、捨て切れない思い出、