1
カーテンの隙間、春の陽射し目覚め、
まだ、眠たいから、顔を洗って、
何となく、平凡な日を覆すような、
不思議な閃き、予感がして、
裸足でほんの一瞬、
ベランダから外を伺って見てる、
2
穏やかな陽気、重ねる服迷い、
思い切って、冒険してはしゃぐ、
肌寒さを吹き飛ばして、ドアの向こう側、
眩しい春の陽射しを浴びて、
小走りに弾むように、
桜の華咲く日和待ち焦がれて、
3
光に溢れた街路樹の風景、
はやる気分に逆らい切れない、
素晴らしさに惹かれて仕舞う花鳥風月、
桜は儚くはらり散って、
素肌にひとひら流れ、
春の陽射し木漏れて、誰かを誘う、
*
長閑で明るい春の陽射し、
優しい風に乱されて、
晴れて広がる眩い景色、
桜の華は人を周りに集め、
誰かは何処かに芽生えている、
新しい始まりを一つ見つけて、
♪
儚くはらり散って、
降り注ぐひらり舞い、
光るふわり揺らめく、
仄かに薄紅色、
華やかな一時に、
特別に絆されて、
春の陽射し木漏れて、