1


カーテンの隙間、春の陽射し目覚め、


まだ、眠たいから、顔を洗って、


何となく、平凡な日を覆すような、


不思議な閃き、予感がして、


裸足でほんの一瞬、


ベランダから外を伺って見てる、


2


穏やかな陽気、重ねる服迷い、


思い切って、冒険してはしゃぐ、


肌寒さを吹き飛ばして、ドアの向こう側、


眩しい春の陽射しを浴びて、


小走りに弾むように、


桜の華咲く日和待ち焦がれて、


3


光に溢れた街路樹の風景、


はやる気分に逆らい切れない、


素晴らしさに惹かれて仕舞う花鳥風月、


桜は儚くはらり散って、


素肌にひとひら流れ、


春の陽射し木漏れて、誰かを誘う、



長閑で明るい春の陽射し、


優しい風に乱されて、


晴れて広がる眩い景色、


桜の華は人を周りに集め、


誰かは何処かに芽生えている、


新しい始まりを一つ見つけて、



儚くはらり散って、


降り注ぐひらり舞い、


光るふわり揺らめく、


仄かに薄紅色、


華やかな一時に、


特別に絆されて、


春の陽射し木漏れて、