1


変わる季節、何となく小走りに、


繰り返す日常、今日も過ぎる忽ち、


車窓に揺られ、微睡みながら、


振り返る記憶、通いし通路に、


思い出の中にしまわれたあの頃の憂鬱、


2


懐かしい記憶、忘れてはいない、


繰り返す日常、覚えてる何気なく、


あの日と同じ夜空の星、


結局のとこ、振り出しに戻った、


空は知ってる、気持ち残った時の断片、


3


帰って来ない、失われた時は、


繰り返す日常、薄暗き空の下、


砂時計を逆さまにしても、


下らない冗談、笑えもしない、


僅かに気休めに浸ってノスタルジックに、



何度と無く上書きされる、


データは色付けもされない、


気づいてないだけ、何気ない幸せ、


下らないジョークとか、


勝手な誤解はどうでもいい、


他人の思い出迄も例外では無い、



みんな、何処へと向かって行く、


繰り返す日常刻んで、


知らない人にまで、愛されるように、


同じ姿重ねて、


星に願いかけ、月に祈り、


繰り返す日常、暗き夜空見上げ、