VANの紙袋伝説。今や…団塊世代の人にとって記憶に新しいのは、VANの紙袋でしょう。VANという会社を振り返ってみると、相変わらずと言って凄いものがある。

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石津VANの宣伝戦略のうまさに驚かされる。多くのキャンペーンやノベルティもそうだったけど、やはり、このVANの紙袋です。文句なしに今でもカッコイイ!!最近ではどこのアパレルブランドも紙のコストが掛かるようになってビニールの袋に変わってきました。まだ再生紙云々のない時代ですからね。

数年前、5年くらい前かな。ポリエチレンで紙袋を作った。なんとも、ヴィンテージ風に紙に見えるが実はこれ、ポリエチレンで出来てる。裏生地も張ってありクラッチバッグなのだ。面白い!5年前お店をしていた頃はこれを展示会で発注するのだが…どこのお店も2枚、5枚、10枚…とかね。ひとつ確かプロパーで¥5000-近いもんだから仕入れを抑える。根本は洋服屋だからなのか。

僕はこれ?これね、なかなか上手に出来てるじゃない。100ね…えっ? だから100枚注文すると、、笑笑
なので、おそらくこの商品は全国一番たくさん仕入れた販売したのは紛れもなくVAN多治見なのだ。

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最近の紡績技術も素晴らしいもので まて発想もアイデアであります。素材はポリエチレン、見た目は古ぼけた紙袋に見える。古紙のように見せかけて 当時のVAN紙袋再現であります。勿論、ポリエチレンで裏生地ナイロンも張ってありれっきとしたバックなんですよね。これなら破れない。二つ折りにクラッチバック風に持っても様になる。元祖みゆき族であります。これを現代に商品として蘇らせちゃう発想が素晴らしい!今ならまだ、何点かまだ在庫ストックあったかなぁ。今ではこれも…お宝になっちゃいましたね。


当時のアイビー少年で、この紙袋をカバンがわりに、使ったことのない人は、まずいないはずだろう。思えば僕もなにがなんでも手に入れなければならない特別の紙袋だったんです。

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せめてもシャツかトレーナーを買わないと、この大きさの袋に入れてもらえない。袋が欲しいから、買い物をする。また、袋を止めるセロテープまで、きれいに剥して自分の文房具や冷蔵庫、あらゆる物に貼ったりしました。懐かしいです。今でもうちのお客さん。そういう方も多数いらっしゃいます。笑 そうやってアイビー少年に渡ったこの紙袋は、それこそ当時VANの宣伝メディアとして若者の集まる場所では必ず見かけるもになっていたわけです。

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これは、当時のVAN紙袋です。1970年代…既に50年ほど前のモノ。現在のVAN紙袋とは違います。当時のは紙質や色も長さも違う。映画オールウェイズ三丁目の夕日でも、こちらの紙袋を使って欲しかったですね。

VANの紙袋は歩くカンバンだった。余談ですが、当時1960年代、社名を背中や身ごろにプリントしてトレーナーTシャツなんかで、商品にしてしまう発想 それは凄いことですよ。恐るべしVAN石津謙介であります。今ではもはや 伝説です。VAN紙袋伝説です。