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◆シトロエンSMって知ってます? このクルマは、DSのボディ構造をベースとして、2ドアボディを架装し、

当時シトロエンと提携関係にあった、マセラティ製のV型6気筒DOHCエンジンを搭載した前輪駆動はFFの

スポーツ・モデルなんですよ。私も25年前シトロエンのハイドロニューマチックサスペンションに感動し

GSクラブ、GSパラスと乗り継ぎました。当時では、SMや、DSは憧れのクルマで、シトロエンクラブの仲間内

でしか見ることは出来ませんでした。それくらい貴重というか、まともに走ってる姿を見たことがない。


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当時の西武自動車の正規輸入物は、ごく少数であり丸型4灯が災いして人気がなく殆ど現存はないんですね。

しかし・・この特殊な油圧装置、劣悪なエンジンの整備性により維持にはオーナーの情熱が不可欠ですなぁ。笑

それぐらいこのクルマを維持するのにお金がかかるということです。アッパレ!ですな。あははは・・

Sよりも・・M(マゾ)でなければ愉しめない様なクルマであることは間違いないね。オホホホ・・・


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ハイドロニューマチックサスペンションで、3段階、5段階だったか車高調節が出来るんです。

勿論タイヤ交換の際は車高を一番高くしないとリアのタイヤは外れませんね。高速走行ではぺったんこ状態

宇宙誠意というか、船に乗っているよな ふわふわ~した感じで走っていきますね。ホイールベースが長い

直進安定性はとてもよく、このあたりはマセラッティのクワトロポルテに設計が似てると思ったほど。。

シトロエンSMは、1970年に発売され、オイルショックやマセラティとの提携解消により、結局・・5年かな。

1975年に生産終了。 な・なんと40年も経った今、この不思議なシステムをマセラティが最終年、SMの機構


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そのままにクアトロポルテ・シリーズIIとして、4ドア・ノッチバックボディを纏ってモーターショウ発表した。

なんでも、5台生産されていた事が最近判明したそうです。40年経て、今の技術で復活させるとは恐るべし。


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流石マセラッティ!であります。 せっかくの貴重な固体ですので、2話に分けて記事にします。

まずは、you-tube 動画をご覧ください。 メカニズムも見たことがないレイアウトであります。



         
※まるで、宇宙船とはこのこと。当時では未来的なクルマだったに違いありません。勿論今でもそう思います。

ウルトラセブンのポインターのような感じもしますし、謎の円盤UFOに出てくるストレィカー長官のクルマ

記憶は曖昧だけど・・そんな未来的な流線型というか丸みは帯びていないけど不思議で奇怪なラインです。


         
※SMのエンジンは、マセラティ・インディ用のV8の2気筒を切り落とし、且つボア、ストロークを縮めた

90度V6で、その為、45゜/75゜の不等の点火間隔になっています。初めて見た変わったレイアウトです。