先月、グリーンランドの地表を覆う氷床の表面が、ほぼ全域で解けたことがわかった。
３０年以上にわたる衛星観測で例のない融解規模で、海面上昇などにつながる恐れがないか
どうか、研究者らは注意深く見守っている。 とのこと。
グリーンランドの氷床は毎年夏に表面全体の半分程度が解ける。融解した面積の割合が９７％に
拡大し、標高３２００ｍの頂上付近の氷も解けたとのこと。
このニュースを聞いたときに、沖ノ鳥島はどうなるのか！？
海に沈んでしまうのか！？えらいこっちゃっ！ 
と思いましたが、
１８８９年以来の約１２０年ぶりに解けたとのこと・・・過去にもあったのか・・・
沖ノ鳥島が風化などで満潮時に海の下に隠れてしまうと、”島” と認められず、
日本の国土面積である約３８万ｋｍ２を上回る排他的経済水域の約４０万ｋｍ２が失われてしまう。
*島とは・・・海洋法に関する国際連合条約 第１２１条第１項
自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時においても水面上にあるもの
をいう。
この定義に従い、日本国政府は満潮時でも水面上に出ている部分がわずかにある沖ノ鳥島は
島であると主張している。
ただ、中国や専門家などからは、”島” ではなく ”岩” だとも言われている。
*岩 ・・・海洋法に関する国際連合条約 第１２１条第３項
人間の居住又は独自の経済的生活を維持することの出来ない岩は、
排他的経済水域又は大陸棚を有しない。
日本の国土面積は約３８万ｋｍ２で、世界５９位であるが、日本が主張する領海と排他的経済水域
を合わせると総面積が約４４７万ｋｍ２で、世界６位となる。
沖ノ鳥島は、満潮時に約７０ｍ海面上に出ている（１９９７年９月調査時）。
今世紀中に地球温暖化で海水面が約５０ｃｍ上昇するとも言われています。
そのため ”自然に形成” ということで、サンゴ礁を成長させる試みもされているようです。
”海猿” の映画がありますが・・・話がソレますが・・・
今後、今まで以上に緊張した任務に就くことになるんだと思います。
海上保安庁は、かなり広範囲な日本の海を監視する必要があり、今の海上保安庁の規模で
十分なのか疑問ではありますが、頑張って欲しいです。