月の暦~倭の春夏秋冬~ -5ページ目

凍夜黎明

七十二候の第61候は
閉塞成冬【へいそくし、ふゆとなす】
です

人々は戸や窓を閉めきり、虫たちも土中に隠れ、冬籠もりを始めます


塾の在り方についての話し合いが行われました
管轄している市役所の職員の方も交え、各々の疑問点など、意見交換を行い、分裂に関しては一応の決着を迎えました

塾の在り方とは
月を知り、月のリズムによって起こってきた文化(月暦での文化、節句の行事など)を学び
親しみ楽しみ、その中から長崎の観光事業につなげる事ができるものを模索していこうと活動している
観光の目玉にするようなイベント(例えばランタンや帆船など)の原型を作りたい(月歴の文化の中にそれを探す)
それには、まず塾生(計画、展開する方)が楽しめるものであること
その活動には市から補助金が出るが、予算は決められており、限られた中でどうやっていくかが重要

塾生はそれぞれに仕事をもっているため、当然、毎回参加出来ない人や、塾を続けられなくなる人もいました。

活動はそんな人々のボランティアで成り立っているため、当然、出来る事には限りがあります
そこを無理して頑張って、成果のクオリティを高めようとしてくれた方々を思うと、心から感謝と尊敬の念が込み上げてきます

問題は、その「無理をした事」への感謝がうまく‥いえ、全く伝わらなかった事でした

「感謝の言葉を口にしながらも、行動にそれが全く見えない」
「本当に感謝しているならもっとこうするはずでは?」
イベントをもっと良いものにしたいと思いとった行動は真逆に捉えられ

度重なる疑問は不信感へと変わり、誤解は解ける事はなく

そんな中では楽しく活動が出来ないと思った人々は塾を去って行きました。

みんな楽しく活動したいという気持ちを持ちつつも

みんな月が好きで集った人々でありながら…


話し合いでは、どの事柄に対しどのように感じたか
この部分はどうだったのか?
ここはこうした方が良いのではないか
など、各々考えていた事を出し合い、納得出来ない部分もあったにしろ、一通りの解決を見ました

月日が経って、こんなこともあったねと、笑って話せる日が来る事を願っていますm(u_u)m


二十四節気では
大雪【たいせつ】
雪が大いに降る頃とされます

凍てついた雪の降る寒い夜でも、必ず朝は訪れて、明るい日の光が氷を溶かしてくれるでしょう

蜜柑

七十二候の第60候は
橘始黄【たちばな、はじめて きなり】
です

柚子や蜜柑などが黄色に色づき始める頃とされています

最近、蜜柑をたくさん頂きました

毎日食べてます

美味しいです

蜜柑ミカンみかん~♪

木枯らし

七十二候の第59候は
朔風払葉【さくふう、はをはらう】
です

北風が木の葉を吹き散らしてしまう頃ですが
まさしくその通り、街路樹が風に吹かれて、大量の葉が舞い散り、落葉が道を埋め尽くして絨毯の様になっていました

晩秋から初冬にかけて北から吹く風速8メートル以上の風を木枯らしと呼びます

その年最初の木枯らしを「木枯らし一号」と呼ぶらしいのですが
今年の一号は11月18日だったようです
もう、第何号くらいになるのかわかりませんが、この日はこの冬の寒さを予感させるかのような、冷たい木枯らしがふいていました(+_+)